○ 第7回コラム「るなてぃっくてぃーたいむ 〜OPEN〜」 ○ 

   月蘭月蘭   小虎小虎

月 蘭「皆様、ようこそいらっしゃいませ」
小 虎「いらっしゃいませにゃー」
月 蘭「当喫茶店は、私の淹れます様々なお茶で
    くつろぎながら、色々な話題を楽しんでもらう、
    というのが基本コンセプトの店です。
    ごゆっくり、おくつろぎくださいませ」
小 虎「くださいませにゃー」

月 蘭「さて、まず始めに自己紹介などを……。
    当店のウェイトレス兼ティーテイスター、
    月蘭と申します。そしてこちらが……」
小 虎「いつのまにか店に居付いてた虎の子にゃー。
    名前は小虎ですにゃー。でもって……」

   王異王異

王 異「当店のオーナーであります、王異です」
月 蘭「以上、3名がおもてなしさせていただきます。
    よろしくお願い致します」

月 蘭「それでは、『本日のお茶』をお出し致します。
    今日お出しするのは、ジャスミン茶です」
小 虎「花の香りがするにゃー」
月 蘭「ええ、ジャスミン茶は花茶の一種です。
    ジャスミンの花の花びらで茶葉に香り付けを
    してまして、その茶葉にお湯を注ぐことで、
    ジャスミンの花の香りを楽しめるのです」
王 異「花茶の中でもポピュラーなお茶よね。
    居酒屋チェーン店などにもあったりして、
    お酒の後に飲んでも美味しいお茶ね。
    ……ん、いいお味。皆様も楽しんでください」

    ☆☆☆

   小虎小虎   月蘭月蘭

小 虎「さて、お茶でリラックスしたところで。
    質問があるんだにゃー」
月 蘭「はい。なぁに、小虎?」
小 虎「確かこのコラム、以前まで別な人(?)たちが
    担当だったと思うのだけどにゃー」
月 蘭「そうね。新シリーズで6回ほどあったわね」
小 虎「……何で交代になっちゃったのかにゃー」

   王異王異

王 異「それは私から説明するわ……。
    なぜ、担当が彼女たちではなくなったのか。
    それは、飽きたからよ」
小 虎「なんと! それは身も蓋もないにゃー!」
月 蘭「オーナー、それはぶっちゃけ過ぎです……」
王 異「あら、何か間違ったこと言ったかしら」
月 蘭「根元の所は間違ってはいませんけど……。
    と、とりあえず一応、補足しておきますね。
    本編での雷圓圓・魯圓円の露出が多くなり、
    その上、コラムでも彼女たちを出し続ける事が、
    果たして良いのかどうか……。
    という疑問が生じ、交代となったわけです」
王 異「要約すると、飽きた」
小 虎「全然要約されてないにゃー。
    それじゃ、今回この人(?)選となったのは、
    どういう経緯でかにゃー?」
月 蘭「私は、皆様から出してほしいとの要望が
    多く来てましたので、起用になりました」
王 異「で、話の内容にかかわらず、てっとり早く
    出番を作れるコラムの方のレギュラーに……、
    となったワケね。
    そして、私も彼女ほどの数ではなかったけど、
    出してほしいという要望があったので」
小 虎「おー、なるほどにゃー。じゃ、自分は?」
王 異「あなたは……何でかしら。食用?」
小 虎「ぶにゃーーーっ!? こんなところにも虎を
    食おうとする人がいるのかにゃー!?」
月 蘭「え、ええと……。多分、すぐ退場させるのが
    惜しかったからじゃないかしら」
小 虎「あ、もう本編で出番ないのにゃー。がっくり」
月 蘭「あなたを出した伏線は消化したようだし。
    もう出ないとは限らないけど、当分はない、
    だからここで起用しようってことかと」
小 虎「なるほどにゃー。でもすごいにゃー。
    月蘭は何でもお見通しなんだにゃー」
月 蘭「ええ。心眼で見てますから。
    ……この月蘭、生来目が見えんっ」
王 異「蘭ちゃん、冗談はほどほどにしときなさいな。
    フザケすぎると給料下げるわよ」
月 蘭「は、はい。了解しました。
    ……今ふと思ったんですけど、オーナー」
王 異「なぁに?」
月 蘭「外伝の頃とキャラ変わってません?」
王 異「うふふ……。
    年月が経てば人間の性格だって変わるものよ」
小 虎「ああ、オバサン化したってことだにゃー」
王 異「喰うわよ、この猫虎」
小 虎「あああ!! 嘘ですごめんなさいにゃー!
    よりアダルトォ、大人の魅力に溢れた女性に
    なったということだにゃー!」
月 蘭「ふふ、オーナーはこの時代の賢妻の代表
    ですからね。私も見習いたいものです」
王 異「見た目が全く変わらない貴女に言われると、
    嫌味に聞こえてくるんだけど……」

月 蘭「で、では、小虎の疑問も解消されましたので、
    定番コーナーに参りたいと思います!
    三国志英雄列伝です〜」
王 異「あ、定番だったの、それ」
小 虎「今回はこんなメールが来てますにゃー!
    『曹操に危険人物と見なされて、事務仕事を
    させられていた頃、つまり曹丕の代以前の
    司馬懿についての列伝をリクエストします』
    だそうですにゃー!」
王 異「ちょっと気になるんだけど、そのメール、
    日付が2006年2月になってない?
    (このコラムの公開は2007年1月)」
月 蘭「あ、あはははは、そういう細かいツッコミは
    無しの方向でよろしくお願いします。
    では、司馬懿さん(リプレイではすでに故人)
    の英雄列伝(曹操の死まで)を、どうぞー」

       司馬懿
司馬懿 『実は君臣関係は悪くない?』

司馬懿、字を仲達。河内郡(洛陽近辺)の出身。

古来より、彼の一族は常に軍事の職にあった。
周の代、司馬の職にあった時に功を立てたため、
司馬の姓を名乗るようになった。

名家である司馬防には優秀な8人の息子がいて、
皆、字に「達」があるため司馬の八達と呼ばれた。

司馬懿は、その次男である。
早くから名士たちにもその才を認められていた。

201年、司空となった曹操は、司馬懿のことを聞き、
彼を仕官させようとした。
だが司馬懿は、濁流派である曹家に仕える気は
当時はまだなく、病気(中風)を理由に断った。
(なおこの時、彼は侍女に自分の元気な姿を
見られてしまい、彼の妻(当時13歳の)張春華が
秘密を守るためその侍女を殺してしまった)

曹操は丞相となり、再び彼を仕官させようとした。
その時の使者に、「捕らえてでも連れてこい」
と言ったため、司馬懿も仕方なく仕官した。

当初は文官として公子に仕え、その中でも
曹丕と親交を深めるようになった。
その後、軍才を認められたか、曹操の側近
として張魯や孫権との戦いに付き従った。

その後は転任し、曹丕の側近を務める。
その信任篤く、陳羣らと共に四友と呼ばれた。

曹操の晩年、また転任し魏王曹操に仕える。
その際、兵の屯田を進言し、採用される。
そのため、穀物の備蓄が増え、国は潤った。

また、関羽の荊州軍との国境に配置している
者たちは信用できないから外すようにとも
進言したが、曹操はこれを受け容れなかった。
その後、関羽が曹仁のいる樊城を囲み、
于禁らの援軍も洪水で壊滅してしまうと、
その者たちは関羽に投降してしまった。

関羽の脅威に、曹操が許昌から遷都を考えると
それを諌め、孫権に関羽の後ろを襲わせる策を
進言し、遷都を思い留まらせた。
曹操が死ぬと、司馬懿は葬儀を取り仕切った。

この二人、最初こそ脅されて仕え始めたものの、
その経過だけ見れば普通の君臣の関係に思える。

才を隠すことなく職務に邁進した司馬懿。
曹丕や自らの側近として使い続けた曹操。

曹操は彼を警戒し兵権を与えなかったと聞くが、
まだその頃は旗揚げからいる魏の名将たちが
揃っていたはずである。
それまで文官・参謀として実績のある司馬懿を
武官として使う必要性を感じなかった、
だから兵権を与えなかっただけではないのか。

司馬懿のことを詳しく伝える晋書自体が
史書としてあまり評価が高くないこともあり、
曹操と司馬懿の関係が実際どうだったのか
正確な所はわからないのが実情である。

王 異「え、なぁに?
    それじゃ警戒されてたってのは嘘んこなの?」
月 蘭「嘘とまでは言いませんけど。
    ただ、そう決め付けてしまうのはどうかな、
    ということみたいですね」
小 虎「本当の所を知りたければ、本人たちに聞いて
    みないとわからないということかにゃー」
王 異「呼んでみる?」
月 蘭「呼んでみるって……こっち(リプレイ)の人を
    呼んでも分からないと思いますけど。
    では、これで今回の英雄列伝は終わりです」
王 異「新しい列伝のリクエストが欲しいわねぇ。
    出来れば、無理のない範囲で……」
小 虎「無理だったらやらなければいいんだにゃー」
王 異「あ、それもそうね。
    じゃあ単純にリクエスト募集ということで。
    史実の列伝を出してほしい人のリクエストを
    送ってください。ただし、リプレイ内で活躍
    している人の方が優先されます」
月 蘭「皆様、よろしくお願いします」

    ☆☆☆

   杏    花梨花梨

 杏 「ここで勝手にCMコーナーです」
花 梨「各所で話題の、三国志を題材にした、
    18歳以上の大きいお友達用のPCゲーム
    『恋姫†無双』、いよいよ発売!
    2007年1月26日に皆もゲットしましょう!」
 杏 「ただし、18歳未満は買っちゃダメですよ」

    月蘭月蘭

月 蘭「……これはこれは、お義母様。
    わざわざ霊界からのご出張、お疲れ様です」
 杏 「いえいえ、貴女には苦労かけてるわね」
月 蘭「いえ、さほど苦労らしい苦労は……。
    お義母様もお変わりないようですね」
 杏 「そうね、変わってたらおかしいですもの。
    それじゃ、また来るわね」
月 蘭「はい、お待ちしております」
花 梨「それでは〜」

杏&花梨は去っていった。

王 異「ね、ねえ、蘭ちゃん?
    今、一体誰と話していたのかな? かな?」
小 虎「何か得体のしれないものがいたにゃー!
    ものすごく異質な存在を感じたにゃー!!」
月 蘭「昔に亡くなられた義母ですよ。
    大丈夫、心根の優しい方たちですから」
王 異「ゆ、幽霊!!」
小 虎「幽霊と会話できる月蘭……。
    うーん、とっても摩訶不思議だにゃー。
    それより、恋姫無双がいよいよ発売にゃー?」
月 蘭「ええ、そうですね。楽しみにしていた方も
    多いのではないでしょうか。
    あ、繰り返しになりますけど、18歳未満は
    買ってもやってもダメですからね?」
小 虎「虎に年齢制限は関係ないんだにゃー。
    うーん、とっても楽しみだにゃー」
王 異「虎には売ってくれないと思うけど」
小 虎「にゃんとー!?」
王 異「そうだ、サンプルボイス聞いたら、
    貂蝉の声がアナゴさんだったって話だけど?」
月 蘭「そうらしいですね」
王 異「もう少し仕事選んだ方がいいと思うけど。
    ロイエンタールの中の人も大変ねぇ」
小 虎「中の人などいないにゃー!!」

    ☆☆☆

    月蘭月蘭

月 蘭「それでは次、『三国志トリビア』です」

   王異王異   小虎小虎

王 異「えー、少々言いにくいのだけど。
    このコーナー、今回で終わりにするらしいわ」
小 虎「にゃんとー!?
    英雄列伝のリクエストより投稿数も多いのに?
    どういう了見だにゃー!?」
王 異「ツッコミが入れにくいんですって。
    内容が間違ってたら掲載する意味もないし、
    訂正するにしても訂正の仕方がとても難しい。
    記事が正しかったら正しかったでツッコめない。
    無理矢理にツッコむと今度はそれを投稿した
    人を否定しているような文になってしまう。
    ……とまあ、色々ジレンマを抱えているわけ」
月 蘭「筆の進まないコーナーを続けても
    いいことはない、ということらしいですね。
    これは投稿をされた方が悪いのではなく、
    作者の力不足・認識不足によるものです。
    皆様、ご理解くださいますよう」
王 異「三国志WEBラジオとかの中でただ流すには
    実に良さそうなのにねぇ、勿体無いわね」
小 虎「三国志WEBらじお、誰かやらないかにゃー」
王 異「誰もやらないと思うわ、流石に」

月 蘭「で、では、最終回のトリビアです〜!」

 曹操は酒造りに関する本を残している。

月 蘭「補足トリビアです。曹操は、『上九醸法奏(※)』
    という上奏を朝廷にしています。
    これは、従来とは違う酒の醸造法を記したもので、
    現代の醸造法にも通じるものがあるとのこと」

(※「醸」は「かもす」という意味からの当て字。
 本当は酉+因+皿と書く字で、読みは「ウン」)

小 虎「へー。曹操って多芸な人だったんだにゃー」
王 異「蒼天航路にもあった内容だから、
    もう知ってる人は多そうだけどね」
月 蘭「青州兵が曹操の死で帰っちゃったというのも
    それで知った方が多いのではないでしょうか。
    えー、このトリビアを受けて、もうひとつ」

 曹操は禁酒令を出し、

 酒を作るのも飲むのも禁じた。


小 虎「さ、酒を自分で作っておきながら禁酒!?
    わ、ワカがワケランニャー!!」
王 異「落ち着きなさい、食用猫」
小 虎「虎にゃー!! 食用でもないにゃー!!」
月 蘭「まあ、これは先の上奏の大分前のことで、
    上奏の頃は解禁になっていたのではないかと」
王 異「一緒に出してたら完全にオカシイ人よ」
月 蘭「補足になりますが、この禁酒令を出した際、
    酒は必要だという孔融と大論争したそうです。
    曹操の思惑では、酒に使う穀類を食用とし、
    戦争や飢饉などに備えたかったのでしょうが」
王 異「いや、そりゃ反発も出るでしょ。
    一滴も飲めないともなったら、ねえ」
小 虎「でも、後に醸造法を上奏するくらいだから、
    曹操も飲みたかったんじゃないかにゃー」
月 蘭「そこがリアリスト曹操の凄い所ですね。
    国の将来のため好きな物を絶つんですから」
王 異「そうかな? 隠れて飲んでたんでしょ」
月 蘭「ちょ、ちょっとオーナー!
    綺麗にまとめたのに落とさないでください!」

  面白さ:☆☆☆ キラキラーン
  信憑性:☆☆☆ キラキラーン

王 異「あらら、満点?」
小 虎「最終回にして初の快挙だにゃー!!」
月 蘭「二つの投稿で合わせ技一本ということで。
    曹操という英雄の人物像を膨らませてくれる、
    いいトリビアだと思いますよ」
小 虎「じんぶつぞうをふくらませる……」
王 異「破裂しそうなほど膨らんだ曹操の像を
    想像しているんでしょ、チビ虎?」
小 虎「なっ!? 考えが読まれてるにゃー!?
    ど、どんな仙術を使ったのにゃー!?」
月 蘭「あらあら……。と、こんな所で、
    三国志トリビアは終わらせていただきます」
王 異「他にも色々来ていたのだけれどね……。
    面白そうではあるけど使いにくいのが多くて」
月 蘭「ここではなく別な所で、違う方の手で
    まとめてみるのも面白いかもしれませんね」
小 虎「後継コーナーはまだ考えてないのにゃー。
    何かネタがあったら送ってほしいにゃー」

    ☆☆☆

   月蘭月蘭   王異王異

月 蘭「それでは、後は皆様からお寄せ頂いたメール、
    およびWEB拍手のコメントを読みましょう」
王 異「WEB拍手は時間経過で消えてしまうので、
    確実に読ませたかったら送信フォームから
    メールで送った方が確実ですからね」

    小虎小虎

小 虎「では、一発目は自分が読むにゃー。
    えー、『そろそろ下町娘のスリーサイズを
    教えて下さい』
というのが来ているにゃー!」
月 蘭「これは個人のプライバシーに関わりますので、
    流石に答えるのは無理ですね」
小 虎「えー。知りたいにゃー」
月 蘭「彼女のスタイルは普段の努力のかいもあり、
    バランスの良さでは楚国の女性陣の中でも
    トップクラスと言えるでしょうね」
王 異「でも最近ウエストが増えたらしいけど?」
月 蘭「まあ、年齢を重ねれば少しは増えますよ。
    でも、他の人から見れば些細な差です」
小 虎「それより、具体的な数字が知りたいにゃー」
月 蘭「だからそれはダメなんですってば」
王 異「……これはぶっちゃけた話になるけど、
    作者にそういう数値を出せるほど知識ないから。
    適当に出すと後で『有り得ない数値ですよ』
    とかツッコミが来てしまうから出せないの」
小 虎「な、なんて寂しい回答なのかにゃー!
    お゛お゛お゛お゛お゛お゛!
月 蘭「何も血の涙まで流さなくても……」

王 異「じゃ次は私が。『文治さんは一体どこに?
    もしかして忘れてしまいましたか?』

小 虎「うんち?」
王 異「猫鍋にして食べてあげようか?」
小 虎「う、うんちにされてしまうにゃー!?」
月 蘭「文治さんは楚を去った抜擢武将ですね。
    いえ、大丈夫です。名は変わっているものの、
    存在はしていますし、どんな再登場の仕方を
    させるかももう決まっています。ただ……」
王 異「ただ、何?」
月 蘭「後方の都市からずっと動かないでいるので、
    全く出番がないのです……」
小 虎「うわー、一番困る展開だにゃー」
王 異「まさにCPU頼みね……」
月 蘭「無事出番がくるよう、皆様もお祈りください」

月 蘭「では、次行きます。
    『序盤で金旋のことを【小人】と言ってますが、
    【小人】は頭が良く徳の無い人のことなので
    当てはまらないのでは?』
だそうですが……」
小 虎「作者は大学に行ってないから教養知識は
    さっぱりわかんないんだにゃー!!」
王 異「うわ、ひどい言い草。例え本当のことでも、
    普通は婉曲的に伝えるものよ」
月 蘭「……多少フォローしておきますが、
    作者は論語の漫画を中学生の時に読んでまして、
    『小人』は『取るに足らない人』、『君子』は
    『立派で器の大きい人』と憶えていたようです。
    序盤の金旋(私の義父になりますが敬称略)は、
    (他の英雄と比べれば)まさに取るに足らない人
    ですので、小人としました」
王 異「金旋は、曹操という巨大な器を持つ英雄を
    それまでずっと見てきているので、
    自分の器に自信が持てなかったのでしょうね。
    だから小人という言葉に反応したのかと」
小 虎「その小人が今では英雄なのにゃー。
    一体、何が転機になったのかにゃー」

    劉髭劉髭

劉 髭「それはじゃな!
    このワシとの出会いがあったからじゃよ!」
月 蘭「幽霊の方は霊界へお帰りくださいませ」
劉 髭「あ、ありゃ?
    杏どのと扱いが全然違うのではないかのう?
    ほ、ほれ、楚建国の功労者じゃぞ?」
月 蘭「感謝はしますがお帰りください。
    臨・兵・闘・者・皆……」
劉 髭「祓う気満々!?
    か、帰る帰る! さらばじゃ〜!」

王 異「なんだかイヤラシイ気の幽霊だったわね」
小 虎「よくわからないけど月蘭はすごいにゃー」

小 虎「それでは次行くにゃー。
    『金閣寺が薬で髭皇子となった件ですが、
    黄祖が以前にヒゲ部に語っていた格言
    【ヒゲを整えるには地肌から】は金閣寺には
    効かなかったのでしょうか』

月 蘭「閣寺がヒゲを……。
    私としては息子たちにあまり変な容姿には
    なってほしくはないのですが……」
王 異「脱線してるわよ、蘭ちゃん」
月 蘭「あ、はい、ゴホン。
    その黄祖さんの格言ですが、意味としては
    『ヒゲだけ手入れしても良いヒゲにはならない、
    肌から手入れしていかなくてはならないのだ』
    という感じだと思われます。ですから閣寺の
    ケースには関係のない格言です」

王 異「もひとつヒゲ部関係ね。
    『現在、ヒゲ部の旧主である髭親父は
    どうなっているのでしょうか』
だって」
月 蘭「勢力滅亡後は呉国に保護されていました。
    ですが、上級編移行の際にリストラされてます」
王 異「能力は劉禅クラスだしねえ……。
    下手に戦争に出てくるよりその方がいいか。
    今はどこかで平和に暮らしてるんじゃない?」
月 蘭「だいぶ歳も行ってたようですし、どこかの村で
    村長にでもなってるかもしれませんね」
王 異「だいぶ歳ねえ……。今頃は髭や髪にも
    白髪とか混じってそうねぇ」
小 虎「……なんというか、白々しいやり取りだにゃー」

小 虎「では次にゃー。『山越大王の台詞
    【泣イテナイ! 泣イテナイモンネ!】は
    某ゲームのヒロインからですか?』

王 異「某つよきむすめゲームの甲殻類ね」
月 蘭「どこかで見たフレーズを中に仕込むのが
    作者は好きですので。ここばかりに限らず、
    色々と仕込んでいますね」

王 異「では、次。
    『(はるか昔ですが)許チョが鞏恋に対し
    恋愛感情のようなものを持っていましたが、
    どうなったのでしょうか?』

月 蘭「許猪さんは奥さんも子供もいます。
    彼は鞏恋の神秘的な雰囲気に対して憧憬の念を
    抱いただけです。恋愛感情ではありません」
王 異「蘭、タイが曲がっていましてよ」
月 蘭「ど、どうしたんですか急に?」
王 異「いや、女の子が憧れるようなお姉さまを
    ちょっとやってみたつもり……」
月 蘭「ああ、今回のこれはそういうのと同じだと、
    そういう意図からでしたか。びっくりしました」
小 虎「タイが曲がっていましてにゃー」
王 異「鯛をくわえてどこ行く気よ、ドラ猫」
小 虎「猫じゃないにゃー! 返してほしくば、
    裸足で追いかけてくるがいいにゃー!」
月 蘭「その鯛、腐って廃棄したものですよ?」
小 虎「にゃんとー!? げろげろー!!」

月 蘭「こちらが今回最後になりますね。
    感想掲示板に投稿された内容からになりますが
    『主要キャラは今何歳なんでしょうか』という
    要望がきてますね」
王 異「年齢なら、この式を使えばすぐ出るけど。
    (武将一覧の誕生年+1)−(その年)
    155年生まれの金旋の220年時点の年齢は、
    220+1−155=66(歳)になります」
小 虎「今回に限り、リストを作ってみたにゃー。
    220年10月時点の主要キャラ年齢一覧
    とりあえずこれを見るがいいにゃー!」
王 異「あれ、司馬懿の年齢が何か変なんだけど?」
月 蘭「これはですね、データ上は42なんですが、
    実際の張春華は10歳下の32歳ですので、
    こういう表記になってます」
王 異「ああ、そういうこと。……おや。
    もう一人、年齢が??になってる人がいるけど」
月 蘭「あ、それはですね……。
    実年齢が公表されてない方ですので」
小 虎「でもこの一覧、年齢順に並んでいるから、
    一発で何歳かモロバレだにゃー!!」
月 蘭「あら、そういえばそうですね……。
    やっちゃいました、てへ♪」
王 異「(判っててやったわね、この女……)」

月 蘭「以上、おたよりコーナーでしたー」

    ☆☆☆

    月蘭月蘭

月 蘭「お楽しみいただけましたでしょうか。
    そろそろ、閉店の時間になります」

   小虎小虎   王異王異

小 虎「おう姉ちゃん、延長料金払うから、
    もうちょいええやろ、なあ、ええやろー」
王 異「何の物真似か、それは」
小 虎「どっかのオヤジにゃー」
月 蘭「え、ええと……。
    当コラムでは、三国志英雄列伝のリクエスト、
    リプレイ中の内容で疑問に思ったことや、
    ご意見ご感想、誤字脱字指摘などなど、
    諸々のおたよりを募集しております」
王 異「それでは、またのご来店お待ちしてますわ。
    当店をこれからもご贔屓にお願いしますね」
小 虎「うわ、なんかオーナーっぽい台詞にゃー」
王 異「ま、オーナーですから」
月 蘭「ふふふ、それではまた。さようなら」

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