○ 第2回コラム「るぅラジ! 〜ヒゲカールは死の予感〜」 ○ 
    ルゥ坊ルゥ坊   ライ坊ライ坊
 
ルゥ坊「はい、るぅラジ!の時間ですよ」
ライ坊「この番組は、『真三国無双4がついに発売!
    これでまた間違った三国志観をさらに
    広めてしまう罪深きコーエー』
    の提供で、お送りはしませんです」

 ブツッ

(ただいま表現に不適切な部分がありました。
 コーエー関係者さま各位、及び作品群に関して
 悪意があるわけではありません。
 不快に思われた方にはお詫びを申し上げます)


ライ坊「無双の話をしちゃいけないんですかー?」
ルゥ坊「訂正した後なのに触れるな!」
ライ坊「あらん、ネタですよぉ。
    本気で間違った三国志感を広めてるなんて
    誰も思いませんてばぁ」
ルゥ坊「まあ、それはそうだけど」
ライ坊「ネタはネタとして受け取ってくださいね。
    では、途切れたところからやり直しましょう」
ルゥ坊「え、やり直し? せっかくお詫びしたのに」
ライ坊「お詫びしたから別にいいんですよ♪」
ルゥ坊「……あなたの性格がうらやましいわ」
ライ坊「では、途切れた後に復帰しますよー。
    3、2、1、はい♪」

(……復帰中……)

ルゥ坊「えーと、無双の話ね……。
    ま、逆にあそこまでぶっとんだ感じだと、
    普通の人ならお話とは違ってると感じるはずだし
    別にいいんじゃない?」
ライ坊「普通じゃない人は信じちゃうではないですか」
ルゥ坊「信じさせとけば?
    後で人と話をした時に恥かくだけだから」
ライ坊「お姉さま冷たいですぅ」
ルゥ坊「世間一般が正しい認識でいてもらえれば、
    末端はどうでもいいのよ」
ライ坊「でも無双ばっかり浸透すると、世間一般も
    そういう認識になっちゃったりして……」
ルゥ坊「うー、それは困るかも。
    それじゃ、次からおまけをつけてもらいましょう。
    『正しい三国志演義』(冊子)とかをつければ、
    正しい話の筋もわかるんじゃないかな」
ライ坊「それはいいかもですねぇ。
    でも、新たなコーエー商法のよ・か・ん(はぁと)」
ルゥ坊「それでは話がまとまったところで、
    るぅラジ、スタート〜

    ☆☆☆

ルゥ坊「それでは改めまして。ルゥ坊です」
ライ坊「ライ坊なのです★
     それでは早速このコーナーです!
    『三国志トリビア』をお送りしますです」
ルゥ坊「このコーナーは、皆様から寄せられた
    『三国志のウンチク話』を紹介しまして、
    そのウンチク度を評価致します」
ライ坊「いくつか三国志トリビアをいただいてますので
    それを披露していきますですよ。
    では、今回最初のトリビア〜。

    天下に名の轟く赤い顔のヒゲおじさん、関羽。
    名将として名高く、神さまにもなったが……


    関羽は一度、甘寧にビビって逃げた


ルゥ坊「補足トリビアです。
    『関羽が荊州で威勢を誇っていた頃、
    呉領に兵数千を率いて進出しようとしたが、
    甘寧が同じく数千の兵を従えて来るとの
    情報を得て退却した。故にそこを【関羽瀬】
    というらしい』とのことです」
ライ坊「なかなか面白いんじゃないでしょうかー」
ルゥ坊「額面通りに取れば、そうですけどね。
    補足の補足をしておきます。

    『これは、劉備が蜀を取った直後の頃。
    蜀軍と呉軍は、荊州の領有権を巡って
    にらみ合い、火花を散らしていたのです。
    その小競り合いの一環で、関羽は川向こうへ
    渡河しようとしたわけですね。
    そこで甘寧が対峙し、それを聞いた関羽は
    川を渡らず、仮に陣を敷いた後に引き揚げました。

    関羽は甘寧の武にも一目置いたのでしょうが、
    渡河にはかなりの危険を伴います。
    荊州の最高司令官たる関羽が、危険を避けるのは
    至極当然なのではないでしょうか。
    ちなみに、呉側の司令官は魯粛です。
    (関羽の退却は、魯粛の用兵に感心してのこと、
    という見方もできますね)
    甘寧はバックアップに魯粛がいるため、
    関羽よりも思い切った戦い方ができるわけです。

    以上から、この話は甘寧の武名を高めはしても、
    関羽の名誉を傷つけはしないと愚考します』

    ……以上、筆者コメントでした」

ライ坊「関羽嫌い嫌い、って言ってる人なのに。
    なんで擁護をしてるんですかね」
ルゥ坊「関羽を盲目的に崇める空気が嫌いなだけで、
    関羽個人はそれほど嫌いじゃないんだってさ」
ライ坊「ふーん。屈折してますね。
    では、このトリビアの評価のほどは?」
ルゥ坊「ビビった、というのはちょっとアレですけど。
    話題としてはいいネタですので、星2つです」

    ☆☆★ キラーン

ライ坊「では次のトリビア〜。

    演義で馬騰が殺されたのは、計画していた
    曹操暗殺計画が露見したためである。
    そのことで馬超が反逆し、長安に攻め上った。
    さて、正史でも馬騰は曹操に殺されるのだが……


    原因は、馬超が反逆したためだった


ルゥ坊「正史の馬超って、実は危険な奴で。
    馬騰が曹操の元にいるのに、長安を攻めたのよね。
    それじゃ、馬騰が殺されるのも仕方ないわね」
ライ坊「血も涙もないですね。
    『父上! 休! 鉄! オオオ』
    ……というのは嘘だったんですね」
ルゥ坊「泣きながら反逆してたのかもよ」
ライ坊「う、うわ、ウザいですねそれ。
    では、このトリビアの評価はどうでしょう」
ルゥ坊「なかなか惜しいんですんが。
    蒼天航路ですでに出てたんで、星ひとつ」

    ☆★★ キラーン

ライ坊「今回のトリビアは以上でーす」
ルゥ坊「この『三国志トリビア』コーナーでは
    皆様からの三国志トリビアを募集してます。
    何かトリビアネタがあれば、お送りください。
    ただし、確証が取れなかったり、微妙なネタだったり
    ということで採用できない場合があります。
    その点はご了承ください」
ライ坊「投稿はメールフォームや通常メールで。
    形式はトリビアっぽくてもいいですし、普通に
    ウンチクを書くやり方でも結構です。
    お好きなやり方で書いてくださいですー」

    ☆☆☆


ルゥ坊「次は『三国志英雄列伝』です」
ライ坊「今回は霍峻さんですよ。
    あの鼻眼鏡の下に隠された素顔は一体?」
ルゥ坊「史実では眼鏡はしてないけどね」

霍峻、字を仲[之貌](ちゅうばく)。
南郡(江陵近辺)出身で、最初は劉表に仕えた。
劉表が没した後は、軍勢を率いて劉備に帰属。
劉表の後を継いだのが蔡瑁に担がれた
劉綜だったことに納得できなかったのだろうか?

劉備が蜀を取るべく劉璋と対峙した際、
張魯への抑えとして葭萌の城に霍峻を置いた。
張魯から寝返りの使者が来て誘われたが、
『私の首は取れてもこの城は取れないぞ』
と追い返したという。

その後、今度は劉璋の派遣した1万余の軍が
城を囲んで攻めたが、1年かかっても落ちなかった。
この時、城の兵は数百しかいなかったが、
霍峻は敵の油断を突いて撃って出る。
そして大いにこれを破り、敵将の首を上げた。

彼が葭萌を守り切ったからこそ、劉備の蜀取りは
成ったと言っても言いすぎではないだろう。

蜀平定後、劉備は彼を梓潼太守、[ネ卑]将軍とした。
その後3年ほどして、彼は40歳で逝去する。
彼の遺骸は成都に持ち帰られ埋葬された。

劉備は彼の死を悼み、彼を弔った後そのまま
墓の上で宿泊したという。
これは大変名誉なことであると讃えられた。

前述の通り、葭萌の防衛戦で功績があり、
また立派な人物であったと劉備に評された。

もし、もう少し長く生きていれば、
また新たな軍功を重ねたのではなかろうか。
早世したのが実に惜しまれる。

ルゥ坊「早世したので戦歴はちょっと地味ですが、
    劉備が厚く遇したあたりでその才の程が
    窺えるのではないでしょうか」
ライ坊「劉備の人を見る目は確かですからねー。
    もう少し長く生きてれば、五虎将に次ぐ位の
    活躍をしたかもしれませんですね」
ルゥ坊「蜀って案外早世する人が多いのよね。
    やっぱ辛いものばっかり食べてるからかな」
ライ坊「……死因は、もしかして痔ですか」

ライ坊「というわけで、霍峻さんの列伝をお送りしました」
ルゥ坊「『三国志英雄列伝』で紹介希望の人がいれば、
    フォーム等でリクエストを送ってください。
    ただし『リプレイに登場する人物』という条件が
    ありますので、それはご了承ください」

    ☆☆☆

ライ坊「さてさてー。残りの時間はおたよりを
    ダラダラと読んでいきましょう〜」
ルゥ坊「……でも、ちょっと数少ないわね」
ライ坊「そ、そうですけども……。あ、でもでも、
    読者アンケートを取ってた期間があるので、
    それが被って量が減ったんだと思いますよー」
ルゥ坊「……いいわよ、別に慰めてくれなくても。
    どうせ私がパーソナリティになったからでしょ」
ライ坊「あ、ああーっ!
    み、皆さん、お姉さまがやさぐれてしまうので、
    適当に何か送ってくださいませです〜!」
ルゥ坊「……普通の感想はいただいてますよ。
    それはありがたく読ませてもらってます」

ライ坊「じゃ、じゃあ最初のお便り〜。
    『三国志10だとバイナリエディタでいじって
    難易度を変更できるんですが、そういうのは
    できなかったのですか?』
だそうです」
ルゥ坊「ああ、上級編移行の時に最初からやり直した、
    って言ったのを受けての内容ね。
    確かにそれ出来たら簡単だったんだけど」
ライ坊「だけど?」
ルゥ坊「どこを変えれば上級になるのか教えてください」
ライ坊「……知らないんじゃ仕方ないですね」

ライ坊「次でーす。これはフォームからじゃなくて、
    WEB拍手のコメントからなんですけどね。
    『甘寧のヒゲはのびないのか』だそうです」
ルゥ坊「そりゃ、伸びると思いますけどー」
ライ坊「甘寧将軍は、それはもうヒゲの手入れは
    かなり念入りにやってるんですよー。
    長さもミリ単位で揃えてるらしいです」
ルゥ坊「なんでそこまで大事にしてるのか、
    さっぱりわからないわね。
    あのヒゲさえなければ、ちょっとワイルドなだけの
    普通のおじさまなんだけど……」
ライ坊「いえいえ。
    あのカールヒゲあっての甘寧将軍ですよ。
    いやむしろ、カールヒゲが甘寧将軍なのです。
    他は飾りです。偉い人にはそれがわからんのです」
ルゥ坊「……はぁ」
ライ坊「あ、ちなみにですねえ。
    あのヒゲ、お風呂に入るとカールが取れて
    まっすぐになるみたいですよ?」
ルゥ坊「え、そうなの?」
ライ坊「で、お風呂から上がって乾かすと、
    自然にまたくるくるっとカールするそうです」
ルゥ坊「み、見たい……見てみたいわ、その瞬間」
ライ坊「で、でもですねえ……その現場を見た者は、
    数日のうちに死ぬらしいです……」
ルゥ坊「な、何か変な呪いがっ!?」

ライ坊「今回はこれで終わりです」
ルゥ坊「なんかありましたら送ってくださいませ……」
ライ坊「お姉さま〜。テンション低いですよ〜」

    ☆☆☆

ルゥ坊「それでは、今回のるぅラジも終わりです」
ライ坊「皆様の三国志トリビアやウンチクを披露する
    三国志トリビア・ウンチクコーナー、
    リプレイ登場人物の本来の姿を紹介する
    三国志英雄列伝へのリクエスト、
    リプレイ中で疑問に思ったこと、
    ご感想、ご要望、ご意見、誤字脱字指摘、
    その他もろもろおたよりをお寄せくださいです」
ルゥ坊「送る時は三国志トップの一番下のフォームから〜」
ライ坊「お姉さま、いい加減テンション上げましょう」
ルゥ坊それではまた次回お会いしましょう!
    ……これでいいんでしょ、あーやれやれ」
ライ坊「……全くもう〜。
    普段の真面目なイメージが台無しですよー」
ルゥ坊「私は魯圓圓本体とはまた違う存在だし。
    ちょっとイメージ変わってもおっけーなのー」
ライ坊「はいはい。……では皆さん、
    また本編をお楽しみくださいです」

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