～例によって某ラジオ局よりお送り致しております～
 劉髭
 杏
劉 髭「柱のぉー 傷はぁー おととしのぉー」
杏 「劉髭さまくらいになってくると、
背は一昨年より縮んでるのでは？」
劉 髭「そうなんじゃよ、１ｃｍも縮んでのう。
腰が曲がるのと骨が縮むのと合わせ技一本で……
って何言わせるんじゃ」
杏 「歳はとりたくないものですね……。
では、今回も始まります」
劉 髭「爺と」
杏 「杏の」
二 人「華雄みりみり放送局～」
杏 「華雄といえば、呂布の前の刺身のツマですね」
劉 髭「ひどい言われようじゃのう。
もともと董卓配下中、一番の勇将であったんじゃがの。
見せ場があまりないまま、汜水関でやられてしまったのが、
あまりよろしくなかったようじゃな」
杏 「ちなみに、正史では孫堅、演義では関羽、
蒼天航路では夏侯惇と、いろいろな人に斬られてます」
劉 髭「華雄の中の人も大変じゃのう」
杏 「中の人などいません！」
劉 髭「さて、ここで新コーナー！」
杏 「あら、いきなりですね」
劉 髭「マンネリは敵じゃからな。
今回から『三国志英雄列伝』をお送りするぞい。
これは、リプレイで出てきた史実武将を、
実際の三国志正史・演義ではどのような活躍をしたか、
簡単ながら説明しよう、というコーナーじゃ」
杏 「その人がどういう人かというのは、
ゲームで列伝を見れば一発でわかるんですけどね」
劉 髭「それもそうなんじゃがな。
ゲームを持ってない方も結構見ておるようなので、
それに配慮しようというのじゃよ」
杏 「以前の『これ誰』がイマイチ反響ないので
練り直したのがこれですね」
劉 髭「ぎく……。まあよいではないか」
杏 「では、今回の列伝は誰を？」
劉 髭「今回は、リプレイでは三下ライバル役がよく似合う、
『李通』じゃ！」
 李通
李通、字は文達。幼少の頃の字は万億。
もともと江夏（荊州）の出である。
親分肌の人物だったようで、多くの者が彼を頼った。
後に黄巾賊の親分を生け捕りにし、その兵を吸収。
飢饉になった折りには家財を分け与え、粗末な食事を兵たちと
共にするなど、義侠心に富んだ男だったようである。
西暦１９０年半ばくらいに、曹操の元へ軍勢を率いて参じる。
その後は汝南方面の守りにつく。
曹操が張繍と戦い、負け戦となった時にこれを助け、
先鋒を務めて張繍軍を打ち破った。
その功もあり、陽安郡の都尉（太守）に任じられる。
官渡の戦いの折りには、曹操軍不利と大勢が見る中、
曹操の勝利を信じ、袁紹・劉表の寝返りの誘いを拒んでいる。
その後、淮水・汝水の賊を退治し、汝南の太守に任じられた。
赤壁の戦いの後、曹仁の守る江陵が周瑜・劉備の軍勢に
囲まれた際、これに突撃し、曹仁の軍を救い出している。
その道中、病により没する。齢四十二であった。
文帝（曹丕）は帝位に着いた際、彼を剛侯と贈り名した。
官渡の戦いで曹軍へ忠節を誓い、他の者たちの寝返りを
抑えたことを評価してのことであった。
なお演義では、馬超と一騎討ちをするものの、
数合で討たれたことになっている。
劉 髭「こんな感じじゃ。
怖い者知らずの大親分、と言ったところかの。
官渡の戦いでは他の者が泣きついても、
曹操への信頼を失わず、任地をしっかり守っている。
見上げた根性じゃの」
杏 「ふむふむ。
マイナーなわりにはなかなか立派な経歴ですね」
劉 髭「なんでマイナーなのかと原因を考えると、
ゲームでの登場も最近になってのことじゃし、
演義での活躍の場がほとんどないというのもあるかの」
杏 「確かに官渡の戦いでの汝南方面の動きは
あまり描かれてませんし、曹仁を救い出すエピソードも
孔明の策のお陰でさっぱり出てきませんね」
劉 髭「うむ。孔明氏ねというところじゃな」
杏 「またそういう不穏当な発言を……」
劉 髭「というわけで、李通の列伝をお送りしたぞい。
紹介希望の人物がいれば、リクエスト送ってくれい」
杏 「新コーナーもつつがなくお送りした後は、
今回のおたよりコーナーです」
劉 髭「くれーと言うたら結構来たのう。
ありがたいことじゃ」
杏 「カウンタがいくら回ってても、
本当に受け入れられてるのかと不安になりますからね。
短くても読者の方の生の声は、とてもためになります」
杏 「ではまず最初のおたよりです。
『司馬懿が女ってのは無理ありませんか』」
劉 髭「うむ、かなりあるのう」
杏 「……そんなあっさりと認めていいんですか？」
劉 髭「いや、自分でもやっちゃったーと思ってるようだし。
そもそもなぜ女になったのかと言えば、
『司馬懿の顔ってむさいなあ。
主要キャラとして使いたいけど、この顔じゃなあ……。
よし、女ということにしてしまえ！』
……というのが真相じゃからな」
杏 「そ、そうなんですか……。
そういえば司馬懿には二人の子がいますが。
ここはどうする気なんでしょう」
劉 髭「さっぱり考えていなかったようじゃな」
杏 「……大丈夫なんですかね？」
劉 髭「まあ、どうにかなるじゃろ」
杏 「では、次です。
『信長の野望とかでリプレイはやらないんですか？』」
劉 髭「やりません」
杏 「あの……そんな身も蓋もない言い方では……」
劉 髭「信長の野望自体、最近はやっておらんでな。
太閤立志伝ならやっとるぞ。
がしかし、他のリプレイやれるほど暇がない」
杏 「太閤立志伝のイベントなら作ってますけど」
劉 髭「あれは別腹じゃ」
杏 「はあ……というわけなのでご了承ください」
杏 「では次です。
『三国志Ⅹでリプレイを書いてもらいたいです』」
劉 髭「気の早い話じゃのう。
とりあえず、この金旋リプレイが終わらぬ限りは
新しいものは始めぬつもりじゃ。
某所のようにＸに乗り換えはあるかもしれんがな」
杏 「ああ、某南蛮王さんところですね」
劉 髭「一応は、９での完結をさせるべく考えておる。
Ｘリプレイはその後ということになるの」
杏 「では、次に行きましょう。
『Ⅶのリプレイみたいに、
途中で切り上げないでくださいね』」
劉 髭「ぐっ……痛いところを。
あれはあれで、複雑な経緯があるんじゃが……」
杏 「最近の更新が遅いので、心配してるのではないかと」
劉 髭「筆者は一応、社会人で技術職なのじゃ。
残業や土曜出勤などもあるので、
毎度毎度同じペースで出すのは結構辛いのじゃぞ。
それにスランプが重なったりするとそれはもう……」
杏 「というわけで、いろいろ諸事情あるのです。
お察しくださいませ」
劉 髭「いろいろ大変じゃが、現状で止めるつもりはない。
安心して待っておれーい」
杏 「では次です。顔グラ関連ですね。
『武将の顔グラはどうやって作ってるんですか。
ＰＳ２でも出来ますか』」
劉 髭「『コーエーゲームのツール』というサイトから
落とした『顔変更エディタ』を利用しておる。
これはゲームのデータから顔グラBMPを抜き出したり
差し替えたりするツールじゃ。
なお、これはＰＣ版のデータを扱うものじゃ。
ＰＳ２は多分無理ではないかのう」
杏 「BMPを直接HPに上げますと容量使いますので、
当サイトではJPGに変換して使っております」
劉 髭「『顔変更エディタ』は、
現在は配布元HPが消えてしまっておるので、
このHPで勝手に再配布しておる。
クレーム来たらさっくり消すので、
落とすならイマノウチじゃぞ」
杏 「では次です。これも顔グラツール関連です。
『三国志８の顔グラツールも再配布できませんか』」
劉 髭「無理じゃ」
杏 「またそんな……。理由は何でですか？」
劉 髭「いや、だって持っておらんし。
以前に落としたのは９の方だけじゃ。
８の方も落としておくべきじゃったかのう」
杏 「……だそうですので、ご了承ください」
杏 「さて……ここで恐怖の時間です。
間違い指摘コーナー、でございます」
劉 髭「ひいいいいい」
杏 「あまりにも多いので、正誤表だけ出します。
なお、現在は間違いのところは修正されております。
その箇所を見直しても、わかりませんので」
劉 髭「では、御指摘の箇所じゃ……」
●第六章 鞏恋の兵法欄
誤）「速射」
正）「連射」
●第十八章 [業β]の説明
誤）「β」（もんがまえ）。
正）「β」（おおざと）。
●第五十三章 饗援に使者を送った際の一節
誤）饗援に初めて使者を送った
正）全面削除（初めて使者を送ったのは第三十二章）
●第五十九章 金旋と曹操の会話
誤）「……お主に零陵太守を命じられてから十年余」
正）「……お主に武陵太守を命じられてから十年余」
杏 「勘違いから出たのはしょうがないですが、
基本的知識を間違えてるのはどうかと……」
劉 髭「すまんのう。
大学行けなかった男じゃからのう」
杏 「間違い指摘はバンバンお送りくださいませ」
劉 髭「ガクガクブルブル」
杏 「以上でおたよりコーナーは終わりです。
たくさんのおたより、ありがとうございます」
☆☆☆
劉 髭「……というわけで、コラム第９回は終わりじゃ」
杏 「新コーナー『三国志英雄列伝』に紹介して欲しい武将、
リプレイ中のことで疑問に思ったこと、
ご感想、ご要望、ご意見、等々お寄せくださいませ」
劉 髭「英雄列伝は、リプレイ中活躍しとる人物で頼むぞい。
また、超有名な奴は逆に書き辛いので知名度そこそこの奴で」
杏 「注文が多いですね……」
劉 髭「いや、あくまで本編あってのコラムじゃからな」
杏 「では、また次回お会いしましょう」
劉 髭「さらばじゃー」
～第９回放送、終了～
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