〜例によって某ラジオ局よりお送り致しております〜
劉髭
杏
劉 髭「元気しとるかー。
鳥インフルエンザなんぞ掛かっておらんじゃろなー」
杏 「時事ネタは後で見るとサムイですから、
辞めたほうがいいですよ」
劉 髭「誰がネタジジイじゃ!」
杏 「あなたが、です」
劉 髭「……確かにそうじゃな。じゃ、始めるか」
杏 「では、タイトルコールです」
劉 髭「爺と」
杏 「杏の」
二 人「馬忠みりみり放送局〜」
杏 「馬忠って、二人いますけど」
劉 髭「うむ、呉の馬忠と蜀の馬忠じゃな。
呉の馬忠は潘璋の指揮下で関羽捕獲に一役買い、
その功績で赤兎馬を貰ったのじゃが……。
しかしその赤兎馬は呪いのアイテムじゃったのじゃ。
『ばちゅうは のろわれてしまった』」
杏 「関羽を殺した仇の1人として狙われ、
殺されてしまうんでしたよね」
劉 髭「これは演義の話で、正史ではんな記述はないがの。
『英雄を殺した悪役』のレッテルを貼られた者の
憐れな末路じゃな。関羽氏ね」
杏 「えー、不穏な発言が怖いので、蜀の馬忠のお話を」
劉 髭「ふむ、蜀の方か。演義でもけっこう登場するのう」
杏 「呉の人と同じ名前なのに、扱いが違いますよね」
劉 髭「いや、それがこっちも結構可哀想でな。
皇帝劉禅の時代、正史では張嶷と並んで、
南方の反乱を抑えるのに多大な功績を上げた、
言わば反乱鎮圧のスペシャリストなのじゃ。
それが演義では諸葛亮の手先その他大勢扱い、
目立ったのは祝融に一騎討ちで負けた辺りだけ」
杏 「なるほど、それはそれで可哀想です」
劉 髭「孔明という英雄の南蛮での活躍を捏造するため、
功績を奪われた憐れな将なのじゃ。
孔明氏ね」
杏 「氏ね氏ね言うの辞めませんか?
中国人の皆様から抗議されますよ」
劉 髭「中国人はこんなとこ見んじゃろ」
杏 「最近の中国は進んでますから、わかりませんよ」
杏 「さて。今回もおたよりコーナーをお送ります」
劉 髭「数は少ないが、ちょっと突っ込んだ話をしてみるぞい」
杏 「はい、ではまず最初。短めのから。
『やっぱりエロいです』
だ、そうです」
劉 髭「うむ、最近どうもそっち方面に傾倒しとるようじゃ。
まあ直接的な表現はしとらんし、大目に見てくれい」
杏 「現在のところだと、15歳以上推奨、くらいでしょうか」
劉 髭「小中学生にはちと刺激が強いかのう」
杏 「では次、これは質問ですね。
『PS2版の\で金旋のリプレイを再現してますが、
なかなか上手くいきません。
リプレイではマルチプレイを使ったのですか』」
劉 髭「マルチプレイというのは、PS2版のみについてるらしい
『途中からCPUを操作できるようにする』機能かの?
PC版にはこの機能はないぞい。
ただ、初期状態は8人で始めたがの」
杏 「それはそれで興味のある話ですけど」
劉 髭「ちょっと外交状態をいじりたかったのでな。
髭親父を例に挙げようかの。
彼の勢力は曹操・孫権に挟まれた寿春においたので、
放っておけば両方に攻められすぐ滅亡したじゃろう。
そこで、外交を行い孫権と友好を深め、
曹操だけが攻めてくるようにしたのじゃ」
杏 「時間が経つうちに孫権も攻めるようになりましたが」
劉 髭「CPUに任せた後のことなど知らん」
杏 「では、他にズルはしてないのですね?」
劉 髭「いや、それが……。
メモリエディタとセーブ&ロードを少々」
杏 「じゃ、ダメじゃないですか」
劉 髭「メモリエディタでは金旋軍はいじってないぞ。
他君主の低過ぎる信望や、
兵糧&兵力不足などをたまに補っておる。
馬騰軍とか、ホント貧乏すぎてのー」
杏 「確かにCPUは、兵糧切れが起こりえますからね。
では、セーブ&ロードは?」
劉 髭「1ヶ月毎くらいにセーブしててな。
あまりに萎え萎えな展開になった時に、やり直しとる」
杏 「萎え萎え? 例えば?」
劉 髭「曹操が馬騰に捕まって斬られた」
杏 「あー、確かに萎えますね。他には?」
劉 髭「ワシが死んだ」
杏 「え? でも、死にましたよね?」
劉 髭「いや、開始1年後くらいでズガーンとな。
あまりに突拍子もなかったので、やり直したようじゃ。
なんとかドラマ性のある死を、と思ったのか、
その後も何とか引き伸ばしてたみたいじゃな」
杏 「なるほど。あの死は予定調和だったのですね」
劉 髭「寿命来てても、ロードし直せば死なないこともあるからの。
……で、質問のことに戻るぞい。
難度を上級にしたり、ノーセーブプレイなんぞせん限り、
いくらでも劣勢を跳ね返すことはできるのじゃ。
いかに隙を作らないか、いかに敵の隙を突くか。
それが勝敗の分かれ目じゃ」
杏 「まずは、富国しつつ武将の人数を増やすことですね。
忠誠度の低い将は逃さず奪い取って行きましょう。
ただし、強い隣国にはあまり手を出さないように。
友好が下がって攻めこまれます」
劉 髭「後はやっぱり軍師じゃな。
ワシのような天才軍師を……」
杏 「知力90以上の人がいると全然違いますからね。
玉昼のような軍師を見つけられるかどうかで、
かなり変わってくることでしょう。
知力70台の軍師はあまり役には立ちませんからね」
劉 髭「うぐぅ……」
杏 「では、次に行きましょうか。
『PS2の三国志9を買いました。
私も架空武将を作ってプレイしようと思いますが、
基準はなんなのですか?』」
劉 髭「武将登録に関する質問じゃな。
……これは能力値などの設定基準を聞いとるんじゃろか」
杏 「そうだと思いますけど」
劉 髭「そうはいっても、適当に作っとるからのう」
杏 「注意事項などで良いのではないでしょうか」
劉 髭「ふむ、じゃあ簡単ながら。
まず能力値じゃが、あまりスーパーになりすぎんようにな。
統率・武力・知力・政治の合計を、200〜250程度にし、
ひとつの能力が80を超えないように作ると、
実際のプレイでのバランスも良いぞ」
杏 「典型的な例が劉髭さんですね」
劉 髭「ふ、これくらいの方が可愛げがあるじゃろ。
あんまり活躍しすぎると鼻につくからの。
ただ、こいつはずっと使うぞ、という
いわゆる主力メンバーは、この限りではない。
平々凡々過ぎると、最初のうちはいいが、
後々史実武将に活躍の場を奪われるからの」
杏 「これのいい例が玉昼ですね。
あの子の能力ならば、ずっと第一線で活躍できるでしょう」
劉 髭「知力90というのは、なかなかいい数字でな。
そのままで行っても良し。
また、役職やアイテムで知力100超にもできる。
武力も、虎退治やアイテムである程度上げられるので、
80前後にしとくと育てがいがあってよいぞ」
杏 「鞏恋がいい例ですね。
当初70台だったのが、アイテムや虎退治で今や90超です」
劉 髭「逆に融通が効かんのが統率でな。
アイテムも少ないし、上げるイベントも少ない。
指揮官として使っていきたいならば、80以上、
終盤でも大兵力を持たせるなら90くらいがいいぞい」
杏 「目鯛は武力は高いのですが、統率が低目なので、
中盤以降はどうしても指揮官としては使って貰えません」
劉 髭「そのハンデをあえて無視して、
思い入れだけで使っていくのも楽しいがの。
それはまた人それぞれじゃ」
杏 「兵法の設定とかはどうでしょうか?」
劉 髭「好みで適当に設定すればいいんじゃが。
とりあえず注意点を挙げるとしようかの」
☆兵法をつけるときのポイント☆
・最上級の兵法はポイント食うので下2つだけに留めておく。
・同系統を2つ習得させると「その系統が得意」となる。
1系統1つより、2つにするのが好ましい。
武官タイプは戦闘系兵法、
文官系は謀略・計略を多くしておくと良い。
・幻術、妖術は萎える元なので付けない。
劉 髭「こんな感じじゃ。まああくまで指針なので、
自分の好きなように作るがよいぞ」
杏 「では、性格や信念などはどういう感じに?」
劉 髭「そこらへんはてきとーじゃな。
正直沢山作るとなると、信念など気にしてられん。
……とまあ、こんなところかの」
杏 「長々と解説した割には、あまり役に立たなそうですね」
劉 髭「深く考えて作っておらんからな。
適当に作って、試しに1年2年ほどテストプレイする。
そして不満があったら直し、本チャンのプレイを始める……。
こうすれば、後で後悔することもないんじゃないかの」
杏 「と、こんな感じです。参考になったでしょうか?」
杏 「その他、捜索願いがいくつか来てますが。
趙雲とか韓玄とか、どこにいるんですか、と」
劉 髭「それらの人物は、いずれリプレイ中で出したい、
と思っておる。すまんがそれまで待ってほしいのう」
杏 「だいーぶ後になりそうな人もいますけどね」
劉 髭「ちっちっち、わかっとらんのう。
忘れた頃にババーンと登場するのが良いのじゃよ」
杏 「はあ」
杏 「もうひとつ、前回の甘寧と黄祖の関係について。
会ってないというのは無理がある、というご意見が」
劉 髭「それは至極ごもっとも。全くもってその通り」
杏 「実にあっさり認めるんですね」
劉 髭「本人も書き直したいくらいじゃからなあ。
しかし、もうすでに話は進んでしまっておる。
どうにもならんので、前回言った通りじゃ。
甘寧と黄祖は、それまで面識なし!」
杏 「この件に関しては、これでご勘弁ください」
杏 「以上でおたよりコーナーは終わりです。
たくさんのおたより、ありがとうございます」
☆☆☆
劉 髭「……というわけで、コラム第8回は終わりじゃ」
杏 「え、おたよりコーナーだけで終わりですか」
劉 髭「いや、十分いろいろなこと語ったではないか。
あんまりダラダラ書き続けるもんでもなかろ」
杏 「それはそうですが……」
劉 髭「本文書くのが大変で、こっちまで気が回らん、
というのもあるがの」
杏 「むしろそれが本音ですね。
では皆様、各種質問・意見・感想、お待ちしております」
劉 髭「それでは次回までさらばじゃー」
杏 「さようなら〜」
〜第8回放送、終了〜
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