○ 第8回コラム「爺と杏の馬忠みりみり放送局」 ○ 
〜例によって某ラジオ局よりお送り致しております〜

   劉髭劉髭    杏

劉 髭「元気しとるかー。
    鳥インフルエンザなんぞ掛かっておらんじゃろなー」
 杏 「時事ネタは後で見るとサムイですから、
    辞めたほうがいいですよ」
劉 髭誰がネタジジイじゃ!
 杏 「あなたが、です」
劉 髭「……確かにそうじゃな。じゃ、始めるか」
 杏 「では、タイトルコールです」

劉 髭「爺と」
 杏 「杏の」
二 人「馬忠みりみり放送局〜」

 杏 「馬忠って、二人いますけど」
劉 髭「うむ、呉の馬忠と蜀の馬忠じゃな。
    呉の馬忠は潘璋の指揮下で関羽捕獲に一役買い、
    その功績で赤兎馬を貰ったのじゃが……。
    しかしその赤兎馬は呪いのアイテムじゃったのじゃ。
    『ばちゅうは のろわれてしまった』
 杏 「関羽を殺した仇の1人として狙われ、
    殺されてしまうんでしたよね」
劉 髭「これは演義の話で、正史ではんな記述はないがの。
    『英雄を殺した悪役』のレッテルを貼られた者の
    憐れな末路じゃな。関羽氏ね
 杏 「えー、不穏な発言が怖いので、蜀の馬忠のお話を」
劉 髭「ふむ、蜀の方か。演義でもけっこう登場するのう」
 杏 「呉の人と同じ名前なのに、扱いが違いますよね」
劉 髭「いや、それがこっちも結構可哀想でな。
    皇帝劉禅の時代、正史では張嶷と並んで、
    南方の反乱を抑えるのに多大な功績を上げた、
    言わば反乱鎮圧のスペシャリストなのじゃ。
    それが演義では諸葛亮の手先その他大勢扱い、
    目立ったのは祝融に一騎討ちで負けた辺りだけ」
 杏 「なるほど、それはそれで可哀想です」
劉 髭「孔明という英雄の南蛮での活躍を捏造するため、
    功績を奪われた憐れな将なのじゃ。
    孔明氏ね
 杏 「氏ね氏ね言うの辞めませんか?
    中国人の皆様から抗議されますよ」
劉 髭「中国人はこんなとこ見んじゃろ」
 杏 「最近の中国は進んでますから、わかりませんよ」

 杏 「さて。今回もおたよりコーナーをお送ります」
劉 髭「数は少ないが、ちょっと突っ込んだ話をしてみるぞい」

 杏 「はい、ではまず最初。短めのから。
    『やっぱりエロいです』
    だ、そうです」
劉 髭「うむ、最近どうもそっち方面に傾倒しとるようじゃ。
    まあ直接的な表現はしとらんし、大目に見てくれい」
 杏 「現在のところだと、15歳以上推奨、くらいでしょうか」
劉 髭「小中学生にはちと刺激が強いかのう」

 杏 「では次、これは質問ですね。
    『PS2版の\で金旋のリプレイを再現してますが、
    なかなか上手くいきません。
    リプレイではマルチプレイを使ったのですか』

劉 髭「マルチプレイというのは、PS2版のみについてるらしい
    『途中からCPUを操作できるようにする』機能かの?
    PC版にはこの機能はないぞい。
    ただ、初期状態は8人で始めたがの」
 杏 「それはそれで興味のある話ですけど」
劉 髭「ちょっと外交状態をいじりたかったのでな。
    髭親父を例に挙げようかの。
    彼の勢力は曹操・孫権に挟まれた寿春においたので、
    放っておけば両方に攻められすぐ滅亡したじゃろう。
    そこで、外交を行い孫権と友好を深め、
    曹操だけが攻めてくるようにしたのじゃ」
 杏 「時間が経つうちに孫権も攻めるようになりましたが」
劉 髭「CPUに任せた後のことなど知らん」
 杏 「では、他にズルはしてないのですね?」
劉 髭「いや、それが……。
    メモリエディタとセーブ&ロードを少々」
 杏 「じゃ、ダメじゃないですか」
劉 髭「メモリエディタでは金旋軍はいじってないぞ。
    他君主の低過ぎる信望や、
    兵糧&兵力不足などをたまに補っておる。
    馬騰軍とか、ホント貧乏すぎてのー」
 杏 「確かにCPUは、兵糧切れが起こりえますからね。
    では、セーブ&ロードは?」
劉 髭「1ヶ月毎くらいにセーブしててな。
    あまりに萎え萎えな展開になった時に、やり直しとる」
 杏 「萎え萎え? 例えば?」
劉 髭「曹操が馬騰に捕まって斬られた」
 杏 「あー、確かに萎えますね。他には?」
劉 髭「ワシが死んだ」
 杏 「え? でも、死にましたよね?」
劉 髭「いや、開始1年後くらいでズガーンとな。
    あまりに突拍子もなかったので、やり直したようじゃ。
    なんとかドラマ性のある死を、と思ったのか、
    その後も何とか引き伸ばしてたみたいじゃな」
 杏 「なるほど。あの死は予定調和だったのですね」
劉 髭「寿命来てても、ロードし直せば死なないこともあるからの。
    ……で、質問のことに戻るぞい。
    難度を上級にしたり、ノーセーブプレイなんぞせん限り、
    いくらでも劣勢を跳ね返すことはできるのじゃ。
    いかに隙を作らないか、いかに敵の隙を突くか。
    それが勝敗の分かれ目じゃ」
 杏 「まずは、富国しつつ武将の人数を増やすことですね。
    忠誠度の低い将は逃さず奪い取って行きましょう。
    ただし、強い隣国にはあまり手を出さないように。
    友好が下がって攻めこまれます」
劉 髭「後はやっぱり軍師じゃな。
    ワシのような天才軍師を……」
 杏 「知力90以上の人がいると全然違いますからね。
    玉昼のような軍師を見つけられるかどうかで、
    かなり変わってくることでしょう。
    知力70台の軍師はあまり役には立ちませんからね」
劉 髭「うぐぅ……」

 杏 「では、次に行きましょうか。
    『PS2の三国志9を買いました。
    私も架空武将を作ってプレイしようと思いますが、
    基準はなんなのですか?』

劉 髭「武将登録に関する質問じゃな。
    ……これは能力値などの設定基準を聞いとるんじゃろか」
 杏 「そうだと思いますけど」
劉 髭「そうはいっても、適当に作っとるからのう」
 杏 「注意事項などで良いのではないでしょうか」
劉 髭「ふむ、じゃあ簡単ながら。
    まず能力値じゃが、あまりスーパーになりすぎんようにな。
    統率・武力・知力・政治の合計を、200〜250程度にし、
    ひとつの能力が80を超えないように作ると、
    実際のプレイでのバランスも良いぞ」
 杏 「典型的な例が劉髭さんですね」
劉 髭「ふ、これくらいの方が可愛げがあるじゃろ。
    あんまり活躍しすぎると鼻につくからの。
    ただ、こいつはずっと使うぞ、という
    いわゆる主力メンバーは、この限りではない。
    平々凡々過ぎると、最初のうちはいいが、
    後々史実武将に活躍の場を奪われるからの」
 杏 「これのいい例が玉昼ですね。
    あの子の能力ならば、ずっと第一線で活躍できるでしょう」
劉 髭「知力90というのは、なかなかいい数字でな。
    そのままで行っても良し。
    また、役職やアイテムで知力100超にもできる。
    武力も、虎退治やアイテムである程度上げられるので、
    80前後にしとくと育てがいがあってよいぞ」
 杏 「鞏恋がいい例ですね。
    当初70台だったのが、アイテムや虎退治で今や90超です」
劉 髭「逆に融通が効かんのが統率でな。
    アイテムも少ないし、上げるイベントも少ない。
    指揮官として使っていきたいならば、80以上、
    終盤でも大兵力を持たせるなら90くらいがいいぞい」
 杏 「目鯛は武力は高いのですが、統率が低目なので、
    中盤以降はどうしても指揮官としては使って貰えません」
劉 髭「そのハンデをあえて無視して、
    思い入れだけで使っていくのも楽しいがの。
    それはまた人それぞれじゃ」
 杏 「兵法の設定とかはどうでしょうか?」
劉 髭「好みで適当に設定すればいいんじゃが。
    とりあえず注意点を挙げるとしようかの」

☆兵法をつけるときのポイント☆
・最上級の兵法はポイント食うので下2つだけに留めておく。
・同系統を2つ習得させると「その系統が得意」となる。
 1系統1つより、2つにするのが好ましい。
 武官タイプは戦闘系兵法、
 文官系は謀略・計略を多くしておくと良い。
・幻術、妖術は萎える元なので付けない。

劉 髭「こんな感じじゃ。まああくまで指針なので、
    自分の好きなように作るがよいぞ」
 杏 「では、性格や信念などはどういう感じに?」
劉 髭「そこらへんはてきとーじゃな。
    正直沢山作るとなると、信念など気にしてられん。
    ……とまあ、こんなところかの」
 杏 「長々と解説した割には、あまり役に立たなそうですね」
劉 髭「深く考えて作っておらんからな。
    適当に作って、試しに1年2年ほどテストプレイする。
    そして不満があったら直し、本チャンのプレイを始める……。
    こうすれば、後で後悔することもないんじゃないかの」
 杏 「と、こんな感じです。参考になったでしょうか?」

 杏 「その他、捜索願いがいくつか来てますが。
    趙雲とか韓玄とか、どこにいるんですか、と」
劉 髭「それらの人物は、いずれリプレイ中で出したい、
    と思っておる。すまんがそれまで待ってほしいのう」
 杏 「だいーぶ後になりそうな人もいますけどね」
劉 髭「ちっちっち、わかっとらんのう。
    忘れた頃にババーンと登場するのが良いのじゃよ」
 杏 「はあ」

 杏 「もうひとつ、前回の甘寧と黄祖の関係について。
    会ってないというのは無理がある、というご意見が」
劉 髭「それは至極ごもっとも。全くもってその通り」
 杏 「実にあっさり認めるんですね」
劉 髭「本人も書き直したいくらいじゃからなあ。
    しかし、もうすでに話は進んでしまっておる。
    どうにもならんので、前回言った通りじゃ。
    甘寧と黄祖は、それまで面識なし!」
 杏 「この件に関しては、これでご勘弁ください」

 杏 「以上でおたよりコーナーは終わりです。
    たくさんのおたより、ありがとうございます」

    ☆☆☆

劉 髭「……というわけで、コラム第8回は終わりじゃ」
 杏 「え、おたよりコーナーだけで終わりですか」
劉 髭「いや、十分いろいろなこと語ったではないか。
    あんまりダラダラ書き続けるもんでもなかろ」
 杏 「それはそうですが……」
劉 髭「本文書くのが大変で、こっちまで気が回らん、
    というのもあるがの」
 杏 「むしろそれが本音ですね。
    では皆様、各種質問・意見・感想、お待ちしております」
劉 髭「それでは次回までさらばじゃー」
 杏 「さようなら〜」

〜第8回放送、終了〜

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