214年1月
214年勢力図
年が明け、214年を迎えた宛城。
新野・武関に駐屯している将も呼び、年賀の宴が催された。
その席にて、金旋は百官の挨拶を受ける。
魏 延「あけましておめでとうございます、金中郎将さま」
魏延の言葉の後に、皆が声を揃えて挨拶をする。
『あけましておめでとうございます、中郎将さま』
金旋
金目鯛
蛮望
金 旋「うむ、おめでとう……。今年もよろしくな。
しかし、いいものだな。中郎将という響きは」
金目鯛「よっ、中郎将さまっ。中華一っ!」
金 旋「はっはっは、いいぞいいぞ。もっと言ってくれ」
蛮 望「中郎将さま、とってもダンディーよ〜」
金 旋「ぶわっはっは!」
「中郎将ー」「中郎将さんカッコイイ〜」
「中郎将さま〜すごーい」「中老将ジジイ〜」
「中郎将閣下、ずっとついて行きますぞー」
金 旋「……ちょっと待て!
誰だジジイって言ったのは!?
しかもそいつの『中郎将』の響きがなんか違ってたぞ!」
魏 延「い、いや、聞き間違いではないですか?」
(↑犯人知ってる)
金 旋「いーや! 絶対に誰か言った!」
(↑知らない)
魏光
黄祖
霍峻
魏 光「ま、まあまあ、殿。
そんな些細なこと、気にしてもしょうがないですよ」
(↑知ってる)
黄 祖「そうじゃそうじゃ、そんなことはどうでもよいわい。
とっとと乾杯しようぞ」
(↑それより早く酒を飲みたい)
霍 峻「どうでもよいことではありませんが、おめでたい席です。
大目に見てやっては……」
(↑穏便に済まそうと思ってる)
韓遂
下町娘
金玉昼
韓 遂「軽口にそう目くじら立てることもあるまい」
(↑全然気にしてない)
下町娘「まあ無礼講ということで、いいじゃないですか」
(↑苦笑してる)
金玉昼「こんなこと気にしてると、
肝っ玉の小さい君主だと思われるにゃ」
(↑知らないけど誰だか予測はついてる)
金 旋「むう……たしかにめでたい席だ。やめとくとするか」
鞏恋
鞏 恋「そうそう、もう年なんだから。
怒ると血圧上がるよ」
(↑犯人)
金 旋「……」
鞏 恋「……」
金 旋「……まあいい、それじゃ乾杯するか」
魏延の音頭で乾杯し、宴は始まる。
……その宴は、近年稀に見るどんちゃん騒ぎとなった。
昨年披露したBSE踊りが好評だった蛮望が舞台で脱ぎ始め、
それに黄祖が便乗、続いて秦綜が無口なままにその筋肉を披露。
その素晴らしい筋肉を鞏恋がうっとりと見つめ、
それを見た魏光が逆上し乱入、魏延がそれを止めようとする。
だがその足をうっかり楽進がひっかけてしまい、
酔っていた甘寧の後ろ頭に魏延の角が激突、両者涙目で喧嘩。
その喧嘩を仲裁しようと割って入ろうとする李厳・文聘、
逆に煽り立てる韓遂・金玉昼。
凌統は父のカタキと甘寧に飛びかかろうとし、
それを止めに入るも顔を見られるなりアゴが外れるほど笑われる霍峻。
魏延と甘寧のどっちが勝つか賭けをする下町娘、
それに乗るその他顔の出ない面々。
喧騒などどこ吹く風で談笑し杯を交わす費偉と馬良……。
金 旋「全く変な奴らばっかり集まったよなあ……」
その元凶が自分だということを棚に上げ、
金旋はそう呟くのだった。
☆☆☆
翌日。
金 旋「ちと昨日は酒が過ぎたか……? 頭が痛い……」
下町娘「飲みすぎですか? 珍しいですね。
普段は弁えて飲んでるのに」
金 旋「肝臓が弱ってきたか? もう年だな、ハハハ」
下町娘「……そうですね。
お歳も60、還暦を迎えてそろそろ無理が利かなくなる頃です。
御身体は大事になさってくださいね……」
金 旋「お、おい! 深刻な顔にならんでくれって!
ここは『いやん金旋さま、まだまだ若いわよ』
って感じのことを言うところだって!」
下町娘「あ、そ、そうでした? すいません〜」
金 旋「(それだけ俺も老けたってことなのかなぁ……)
……さて、仕事するかぁ。玉ー」
金玉昼「あーい? 何か?」
金 旋「諸国の状況は? 何か入ってきてないか?」
金玉昼「あー、いくつかあるにゃ。
近・中・遠の3つの場所からの報告があるけど、
どれから聞きまひる」
金 旋「そうだな、じゃあ遠い方から」
金玉昼「おーけー。まず、幽州からのニュース。
曹操軍の徐晃軍団が、孫権軍から襄平を取り返したにゃ」
金 旋「ほう。徐晃軍団は対烏丸用だと思っていたが……。
烏丸はそれを邪魔しなかったのか?」
金玉昼「烏丸は最近大人しいって話にゃ」
金 旋「ふーん。何にしろ、出過ぎた孫権軍が
各地で叩かれるのは間違いないようだな」
下町娘「前に金旋さまが言ってた通りになりましたね」
金 旋「曹操を甘く見てはいかん。
アイツはやられたら必ずやり返す奴だからな」
金玉昼「じゃ、次。益州は漢中付近のニュース。
劉璋が馬騰に宣戦を布告したにゃ」
金 旋「……は? 劉璋が? 馬騰に?」
金玉昼「宣戦布告と同時に劉璋軍は漢中に侵攻、
馬騰軍の旧張魯の軍と交戦しているにゃ」
金 旋「馬鹿か劉璋は!?」
金玉昼「まあ馬鹿だにゃ」
下町娘「……すいません、どこらへんが馬鹿なんですか?
勝てるんなら、別に仕掛けてもいいように思えるんですが」
金 旋「いいか? 今まで劉璋は、饗援軍と争っていた。
これは知ってるよな」
下町娘「知ってますよ。でも、最近は沈静化してますよね」
金 旋「確かに、近頃は戦いにはなってない。
しかし饗援側は、それは戦力回復に勉めてるだけであって、
戦う相手は地理的に劉璋しかいない状況だ」
金玉昼「一応、我が軍との国境もあるけど、
こっちを攻めてくるにはちと遠すぎにゃ」
下町娘「ふむ〜」
金 旋「そんな中、多少戦力の余裕ができたからといって、
逆方向の漢中に攻めこんでは自軍の優位を消すことになる。
北と南に敵を抱え、勢力を伸ばせると思うか?」
下町娘「そうですねぇ。伸ばすどころか、逆に攻め込まれて縮めそう」
金 旋「だから馬鹿だというわけだ」
下町娘「なるほど……」
金玉昼「じゃあ、3つめ。長安からのニュース。
まあ大したことないんだけどにゃ」
金 旋「別にいいから、早よう」
金玉昼「はいはい。えー。
馬騰軍に捕虜にされた曹操軍の曹純・夏侯恩が」
金 旋「登用されたか?」
金玉昼「……うんにゃ。斬られたにゃ」
金 旋「……!」
金玉昼「元々、曹純は曹仁の弟、曹一族の者。
そして夏侯恩は夏侯一族。
曹操を裏切ることはそうそうないにゃ」
下町娘「登用の叶わない両者を、馬騰が斬ったわけですね……」
金玉昼「まあどちらもそれほどスゴイって将でもないし、
斬り捨てるのもわかるけど……どしたにゃ、ちちうえ」
金 旋「い、いや、なんでもない。
馬騰は、本気で曹操を潰す気なのだな」
金玉昼「ん。まあ、捕まえるたびに逃がしてやるのは、
ウチくらいじゃないかにゃ」
金 旋「……んー、すまん。ちょっと外出てくる」
下町娘「どうしたんですか?」
金 旋「いや、ちょっと散歩だ。外の空気吸ってくるわ」
下町娘「ああ、二日酔いで……。いってらっしゃいましー」
金旋は、馬に乗り城外へと出ていった。
金 旋「……何をショックを受けてるんだ、俺は。
戦いになれば、人が死ぬのは当たり前じゃないか……」
独り言を呟きながら、馬を歩ませる金旋。
だが、どうにも気分は晴れなかった。
曹操軍の将が馬騰に斬られた。ただそれだけのニュースだ。
その将たちに思い入れがあるわけでも、面識があるわけでもない。
しかし……。
金 旋「そうか……。これが自軍の将だったら、
ということを無意識に考えていたんだな」
もし捕まって斬られたのが、自軍の将だったら。
その時、自分は冷静でいられるだろうか。
金 旋「曹操なら冷静に受け止めるんだろうか……」
???「何を受けとめるって? もしかして私の愛を?」
金 旋「はっはっは、何を言って……」
蛮望
ウフン♪
金 旋「キャーー出たーーバケモノーー!」
蛮 望「ええっ! バケモノ!? どこどこ!?」
金 旋「……あ」
蛮 望「……え?」
金 旋「なんだ、蛮望か。驚かすな」
蛮 望「ちょっと、それはゴアイサツよ金旋さま」
金 旋「……で、一体どうした、こんなところで」
蛮 望「私は探索任務の途中なのだけど?
それを言うなら金旋さまの方こそ。
なんでまた、こんなところに?」
金 旋「いや、ただの散歩だ」
蛮 望「そうなの? 何か思い悩んだ顔をしてたわよ」
金 旋「……気のせいだ」
蛮 望「まっ。もしかして、私の愛に応えてくれる気になっ」
金 旋「なってないなってない、全っ然、なってないぞ」
蛮 望「……つまんないわね。
そう力いっぱい否定しなくたっていいじゃない。
そこでちょっと頬を赤らめて言いよどむくらいは
して欲しかったのだけど」
金 旋「アホかっ」
蛮 望「それにしても、散歩でこんなところにまで来るなんて、
金旋さまも物好きね」
金 旋「こんなところ?」
言われて周りを見てみると確かに、
鬱蒼とした木々が茂り、何か出そうな妖しい場所だった。
金 旋「しまった、こんなところにまで来てたとは。
それにしても、虎でも出そうなところだな」
蛮 望「おほほほ、やめてちょうだいな金旋さま。
そんなこと言うと本当に出てきちゃうわよ」
ガサガサ
虎
ババーン
二 人「……ホントに出たーっ!?」
金 旋「か、可愛い虎じゃないか、これくらいなら俺にも……」
虎 「ぐるるるるる……がおーっ!」
金 旋「……ちと手強そうな虎だな、どうしよう」
蛮 望「ご安心を、金旋さま。私は何度か虎を退治してるわ。
この程度の虎に遅れを取る私では……」
虎 「がおーっ!」
ズシャッ!
蛮 望「あいだーっ!」
金 旋「取ってる! 思いっきり遅れ取ってる!」
蛮 望「か、かすり傷よっ!」
虎 「がおがおっ!」
蛮 望「……えいやあっ!」
ズバッ!
金 旋「……あ、倒した」
蛮 望「だ、だから言ったでしょ。
この程度の虎に遅れは取らないと……あっ」
金 旋「お、おい、大丈夫か!? かなりの出血だぞ!?」
蛮 望「いえ、額をちょっと切っただけよ。軽傷だわ。
ただ、血が目に入って、前がよく見えなくて……」
ガサガサ
虎
ズババーン
金 旋「また出たーーっ!?」
蛮 望「身体が大きい……雄の虎だわ」
虎 B「ガオッ!?(ラッキー!? どうしたんだ!?)」
虎 A「……が、がお……がぉ。
(やられたわ……ゴメンねトラッキー。
これじゃもう、タイガースの応援、できないわ)」
虎 B「ガオガオッ!(しっかりしろラッキー!
今年こそ、今年こそ悲願の日本一を達成する年だろ!)」
虎 A「がお……(私はもうダメ……お願い、トラッキー。
あなただけでもタイガースの日本一を見届けて……)」
虎 B「ガ、ガオガオッ!(わ、わかった! だからもう喋るな!)」
虎 A「が……ぉ……(好きだったわ、トラッキー……)」
ガクリ
虎 B「ガオ!? ガオーーーーッ!!
(ラッキー!? ラッキーーーーーーーッ!!)」
金 旋「な、なんか知らんが、ものすごく悲しんでるっぽいぞ」
蛮 望「恋人同士だったみたいね……これはヤバイわよ」
虎 B「グルルル……ガオーッ!(手前ら、絶対に許さねえ……。
今度こそタイガースの日本一を一緒に祝うはずだったのに!)」
金 旋「怒ってる、怒ってるぞ!?」
蛮 望「でもタイガースの日本一は無理だと思うわよ」
虎 B「ガオーーーーッ!?(なんだとぉーーーーーっ!?)」
金 旋「なんかますますいきり立ったぞ、おい!?」
蛮 望「くっ……金旋さま、逃げて」
金 旋「逃げてってお前、よく見えないんだろうが! やられるぞ!?」
蛮 望「でも、金旋さまが危ないわ。
臣下の者として、君主を危険に晒すわけにはいかない」
金 旋「何をカッコつけてんだ!」
蛮 望「カッコつけてるんじゃなくて、元々そう思ってるのよ。
君主を守って死ぬ……これ以上名誉なことはないわ」
金 旋「んな……」
蛮 望「臣下には代わりがいるわ。でも君主はそうは行かない。
だから臣下は何があっても君主を守るのよ。
例え、その命を落とすとしてもね。
『臣死して君を生かし、君生きて臣に報いる』、よ」
金 旋「……死んで、それでお前は満足できるのか?」
蛮 望「そうねぇ……まだやりたいこともあったけど、
亡骸を金旋さまが抱きしめてくれるなら、
それはそれで満足できるわ」
金 旋「そんな……そんなこと……」
蛮 望「早く! 虎が来る!」
虎 B「グルルルル、ガオーッ!
(俺を無視して話してんなよこのクソオカマ!)」
虎は蛮望に狙いをつけ、疾走してくる。
その時、金旋が吼えた。
金 旋「……んなこと、できるかあーっ!」
金旋は自分の戟を握るとそれをふり被り、
向かってくる虎の前に立ちはだかる。
蛮 望「金旋さまっ!?」
金 旋「俺は認めないぞ!
臣下を代わりに死なせて、何が統一か、何が覇道か!
俺は臣を生かす! そして俺も生きる!
それが出来ずして天下を制することなどできようか!」
虎 B「グオオオオオ!!(タイガース優勝じゃあああ!)」
金 旋「うおおおおおおお!!」
ズブシャアッ!!
……大量の血が噴き出す。
一瞬の間があった後、虎の巨体がズゥン、と崩れ落ちた。
蛮 望「……金旋さま」
金 旋「おう……」
蛮 望「倒したわ! 金旋さまが虎を倒したのよ!」
金 旋「お、おう。そうみたいだな」
金旋はそう言って、血だらけの戟を見る。
その戟は、かつて宛にて没した勇将の形見の品であった。
金 旋「(……典韋の戟が、気合をくれたのか?)」
身を呈して曹操を守った”悪来”典韋の双鉄戟。
かなりの重量がある戟が、先ほどはまるで重さを感じなかった。
まるで、典韋が力を貸してくれたかのように。
金 旋「ああ、そうか……」
蛮 望「……?」
金 旋「死んだ臣下のために、曹操も泣いたのだったな」
敵の罠に嵌った曹操を守り、そして死んだ典韋。
その死を悼み、曹操は涙を流したという。
乱世の英雄たる男も、臣下の死に悲しみの感情を見せたのだ。
曹操とて、涙を流さない冷酷な男ではないのである。
むしろ彼ほど部下を信頼し、愛した人物はいないのではなかろうか。
金 旋「その君臣の思いが、俺を助けてくれた……?
いや、まさかな。典韋とて、曹操の敵である俺に
そんなお人好しなことするわけはないよな……」
そうつぶやきながらも、金旋は手に持った戟に一礼をする。
蛮 望「金旋さま! ありがとう!」
金 旋「へ?」
その声を聞いた金旋が振り向くより早く、
虎よりも恐ろしいモノが襲い掛かった。
金 旋「ば、蛮望!? 何の真似だあ!?」
蛮 望「嬉しいわ金旋さま!
ようやく私の思いを受けてくれる気になったのね!?」
金 旋「な、なんでそーなる!」
蛮 望「だって『君臣の思いが、俺を助けてくれた』って!
それはつまり、私と金旋さまが両想い、
ってことよね!?」
金 旋「勝手な解釈すんなあ!」
蛮 望「アン、照・れ・な・い・で♪」
金 旋「おわあ! 血だらけの顔を近付けるな!
怖過ぎるわっ!」
蛮 望「それにさっきの虎に向かう金旋さまの声、
とってもカッコよかったわ〜!
それにそれが私のことを思ってのことだと思うと、
ああん、もう辛抱たまらんっ」
金 旋「そりゃ別にお前個人というわけじゃなくて……!
ええい、離れろと……ギャー!?
血、血のついたヒゲがチクチクするーっ!
や、やめろ、頬擦りすんなあ!」
蛮 望「大丈夫よ金旋さま……優しくするから♪」
金 旋「な、何をだあ!?」
蛮 望「さ、秘密の園へカマーン♪」
金 旋「うっ、うぐうっ、うわああーっ!」
金旋は必死の抵抗も空しく、茂みの中へと連れ込まれた……。
1がつ○にち てんき、はれ
このひ、ぼくはみちのたいけんをしました。
とってもとっても、ふしぎなかんじでした。
きもちわるいけど、ちょっとだけきもちいいかんじもありました。
そのご、しろいえきたいをだしてしまいました。
でももう、けいけんしたくないです。
おもいだしたくもないです。
だからみんなも、このことはひみつにしておいてください。
☆☆☆
下町娘「へえ〜。金旋さまが虎退治をねぇ」
金玉昼「蛮望さんの話では、そうらしいにゃ。
なんか最高にカッコよかったって言ってまひる」
下町娘「でも、金旋さまは何も言ってなかったよ?
いつもの調子なら少しは自慢話を聞かせてそうなのに」
金玉昼「そこが変なのにゃ〜。
でも蛮望さんも嘘ついてるような感じじゃないし。
虎の死体もちゃんと2つあったし」
下町娘「ずっと暗い様子なのよ、金旋さま。
何があったんだろう」
金玉昼「……まあ、いろいろ思うところがあるんだにゃ」
下町娘「そうだね、しばらく様子を見ようか」
暗く沈んだ金旋を見守る、下町娘と金玉昼。
だがその彼の心の内は、誰にも判らなかった。
金 旋「いやだ……もういや……。
おカマは、いや……」
虎を退治したことにより、金旋の武力は上がった。
しかし、何か大切なものを無くしてしまったようだ……。
君臣の交わりはほどほどに。
次回へ続く。
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