○ 第一章 「金玉昼と下町娘の207年状況講座」 ○ 

   まひるチン金玉昼     下町娘。下町娘

金玉昼「というわけで、始まりました三国志9リプレイ『金旋立志伝』。
    進行は私、金玉昼でお送りしまひる。
    キン●マヒルじゃないぞー! キンギョクチュウだぞー!
    まあ、ちちうえにはタマって呼ばれてるけど」

下町娘「こんにちわ、下町娘ですー。玉ちゃんの友達ですよー。
    ピチピチの18歳ですよ」
金玉昼「本当にピチピチな人は、ピチピチという言葉は使わないと思うのまひる……」
下町娘「はーい些細なことはおいといて。
    ここでの私はアシスタントというか、相方を務めさせていただきます」
金玉昼「町娘ちゃんはまた後で出番ありますけどにゃ。
    それでは、現在の状況を説明致しまひる」


207年1月勢力分布図
図1中華マップ


金玉昼「というわけで、図1が現在207年1月の勢力図なのにゃ」
下町娘「はー、曹操の国はおっきいねえー」
金玉昼「200年に官渡で袁紹軍を破ってから、華北は完全に曹操の物になってまひる」
下町娘「曹操に対抗できそうなのは、孫権、馬騰、劉表、劉璋……。
    あと国は小さいけど優秀な武官の揃ってる劉備かな?」
金玉昼「それでも、曹操と比べるとやっぱり小さいにゃ。
    まず連合して曹操を叩かないとダメまひる……。
    でもちちうえや他の四郡太守は曹操と仲が良いにゃ」
下町娘「曹操への義理を取るか、天下の大義を取るか、かぁ」
金玉昼「まあ、ちちうえはあんまり義理や野望とは無縁の人まひる」
下町娘「……あれ? 馴染みの名前の中に、見慣れない名前がチラホラ……。
    董蘭、卞霊……ヒゲオヤジ?」
金玉昼「良いところに気付かれまひる。
    そこがこのリプレイが普通とは違うところ。

    そう、彼らこそ新興勢力『新武将軍団』!
    いわゆる架空戦隊シンブショー!

下町娘「……戦隊? 5人で一組? レッドは誰?
金玉昼「いや、突っ込むところはそこじゃないまひる……」
下町娘「はいはい。新武将って?
金玉昼「あらかじめコーエーさんが用意した史実武将ではなく、
    プレイヤーが自分で作った架空の武将のことなのにゃ」
下町娘「あー、あれだよね。プレイヤーが妄想で作った
   萌え萌えハァハァ女武将とか、
   燃え燃え俺設定武将とかでしょ」

金玉昼「……自分の存在を否定するような発言は辞めるまひる。
    まーあながち外れじゃないけど」
下町娘「ふむふむ、そんな武将の方々が集まって新興勢力を作った、と。
    ……ってこれは一大事では!?」
金玉昼「何が?」
下町娘「だってそんな自分中心な設定の武将が集まってたら、
    史実の方々が束になっても敵わないでしょ!」
金玉昼「あ、その点は安心しまひる。
    一部例外はあるものの、あんまり強くなりすぎないようにしてあるって言ってたにゃ」
下町娘「……誰が?」
金玉昼「かみさま」
下町娘「あ、そう……じゃ、バランスが崩れて史実ブショーズが全敗
    なんて結果にはならないのね?」
金玉昼「たぶん大丈夫」
下町娘「たぶんってのが気になるけど……」

金玉昼「それじゃ、新興勢力をひとつずつ解説しまひる」


新君主所在
図2新君主所在


金玉昼「1番、雲南の饗援さん。
    ちなみにこの勢力のコンセプトは『アマゾネス軍団』らしいにゃ」
下町娘「ほほー。女武将だけの勢力ねー。あ、これが君主の写真?」

饗援
饗援

金 旋「ウホッ、いい女!」ヽ(゚∀゚)ノ

バシンッ……バターン

金玉昼「……ちちうえは黙っててまひる。次は2番、建寧の蛮望
    コンセプトは男臭い南蛮武将軍団
    1番の饗援さんの対極に位置するといえる方にゃ」
下町娘「うわぁー。聞いただけでさぶイボ出そう。
    で、これが君主の蛮……ぐえ

蛮望
蛮望

金玉昼「あ、直視しちゃったにゃ……。
    これは斜め下からこう、チラチラっと見るものまひる」
下町娘「……ごめん、もう男の写真は出さなくていいや」
金玉昼「判ったまひる」
金玉昼「では3番、永安の卞霊。コンセプトは
    『10人の子供に恵まれた、びっくり大家族スペシャル』
    とのことにゃ」
下町娘「ふんふん。10人の子たちはそれぞれ、
    傑出した能力と致命的な欠点を併せ持つのかぁ。
    ……なかなか面白いんじゃない?」
金玉昼「資料の欄外に、
    『卞霊とその子たち(卞壱〜卞柔)の11人でサッカーチームを結成
    とか書いてまひる」
下町娘「ほへー。あと4人いればラグビーも出来るねぇ」
金玉昼「孫も作ろうかと思ったんだけど、めんどくさいんでやめたそうにゃ」
下町娘「10人の子にそれぞれ1人いたとしても計21人……。
    たしかに管理しきれないよね」

金玉昼「それでは4番、寿春の髭親父
    コンセプトは『ダメ君主と有能な武官たち。ただし全員髭づら
下町娘「ヒゲ……これまた見たくないわね」
金玉昼「髭親父はシシンフと読むらしいにゃ。
    ちなみに彼の能力値は全部10前後、ダメダメまひる」
下町娘「うわぁー。韓玄とか劉禅とかとタメはれるねー」
金玉昼「その代わり配下の5人は皆武力90台。
    『無敵の髭髯軍団』だそうにゃ」
下町娘「しかしなんでこう、ウケ狙いっぽい構成なんだろう……」
金玉昼「全員の写真並べてみたまひる」

ひげひげー
髭軍団

下町娘「きゃーーーーーーー!
 イヤーーーーひげーーーー!
金玉昼「ヒゲはいいものまひる」(うっとり)

金玉昼「次は5番、西城の張芽さん。
    コンセプトは『黄巾賊の子供たち』
下町娘「おー。なんかまともっぽい」
金玉昼「ちなみに張芽さんは大賢良師張角の一人娘、という設定らしいまひる」
下町娘「女の人かぁ。写真はこれね」

張芽
張芽

金 旋「うーんナイス!」Σd(´ロ`)

ゴスッ……バターン

金玉昼「黙っててって言ったまひる。
    それでは最後の6番、交趾の董蘭さん。
    コンセプトは『董卓軍団の子供たち』
下町娘「これもまともっぽいわね。こちらの君主も女性かあ」

董蘭
董蘭

金 旋「ブラァーーーーヴォ!(bravo)」\(//▽//)/

ブスッ……バターン

金玉昼「いいかげんにしまひる」
下町娘「ねえ玉ちゃん……。
    金旋さまが背中に槍がグッサリ刺さりながら倒れてるんだけど……」
金玉昼「気にしちゃいけないまひる。えーと董蘭さんは董卓の娘らしいにゃ」
下町娘「ほほー。その割に太ってないね。
    ふむふむ……配下の将には李儒の息子の李俊……李俊?」
金玉昼「気にしちゃいけないまひる。
    架空武将に自己投影するような人間はダメダメな奴まひる」
下町娘「そ、そう……」

金玉昼「以上、新興勢力の解説を終わりまひる」
下町娘「うーむ、これら手強そうな勢力に囲まれて、
    金旋さまは一体どうやって生き抜けばいいのやら……。
    って、あれ? そういえば金旋さまの勢力はどちらに?」
金玉昼「図1にいちおー名前あるけど……拡大するまひる」

金旋はここに
図3拡大マップ

下町娘「うわ! ちっちゃーーーーー!」
金玉昼「ダメ! 男の人にちっちゃいとか言っちゃダメまひる!
    デリカシーがないまひる!」
下町娘「な、何の話よー。それにしても、曹操とか孫権とかと比べると雲泥の差ね」
金玉昼「仕方ないまひる。ちちうえは曹操や孫権みたいに凄い人じゃないまひる」
下町娘「ホントふつーのおじさんだもんねぇ。歳もいっちゃってるし」
金玉昼「今年で53歳、いつポックリ行ってもおかしくないまひる」
下町娘「実の子がそんなこと言わない。
    ……というか、さっきの槍の一突きですでに……」
金玉昼「心配には及ばないにゃ。
    いつでもちちうえはゾンビのように立ち上がってきまひる」

金 旋「ヲヲヲヲヲーーン……」

金玉昼「ほら」
下町娘「ちょ、ちょっと! これって本当にゾンビっぽいよ!」
金玉昼「……じゃ、後は頼みまひる」そそくさ
下町娘「こ、こら、玉ちゃん! ちょ、ま、待て、待ってーーーー!
    置いてかないでーーーー!

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