○ 第六章 「韓浩 江陵ヲ得ルモ虎ニ尻ヲ噛マレル」 ○ 

■202年1月

賈[言羽]「李[イ寉]が、帝より周公に封じられたそうにございます。
  また、汝南の袁術が陳皇帝を名乗ったそうにございますな」
孫策「フン……とうとう猿が皇帝を名乗りましたか。
  袁術は玉璽を『皇帝を名乗る正統な証』としておるのでしょうな。
  ただの1都市しかない癖に、何という勘違いか」
賈[言羽]「ですが、我々はまず長沙を落とすことが先です。
  零陵にて兵を鍛えていた楊任・孫瑜をこちらに移動させておきました。
  これでこの桂陽の10万の兵を全て動員できます。韓浩様、出撃の準備を」
韓浩「うん、諸将も長沙攻めの準備をせよ!」
諸将「ははっ」

総大将を韓浩、参軍を賈[言羽]とする桂陽からの軍兵は10万2千。
将は孫策、黄蓋、蒋欽、李通、韓玄という顔ぶれである。
また、孫権らのいる武陵にも、増援部隊を要請していた。
対する長沙からの軍は兵が7万。
総大将は向朗、[萠リ]越が参軍である。

勝負は明らかであった。
蔡和が賈[言羽]の虚報により退却させられ、
蔡中は混乱させられたあげく孫策に一騎討ちで捕らえられる。
江陵よりの劉表軍の援軍が到着した頃には、すでに趨勢は固まっていたのだった。
残った[萠リ]越・向朗の文官たちの部隊は、大した抵抗も出来ずに包囲され、全滅した。

もはや、劉表の数を頼みにした軍は、韓浩軍の相手にはならなかったのである。

戦功:1位-程普 2位-孫策 3位-李通
韓浩「程普どの、今回の奮戦見事であった」
程普「なに、武陵援軍の心意気を見せたまでにござる」
韓浩「孫策、李通も見事だった」
孫策「はっ」
李通「ありがたきお言葉」
韓玄「……不満じゃ! なぜワシが3位にも入っておらんのだ!」
韓浩「兄上……。ただ混乱させられてるだけでは戦功にはなりません……」
韓玄「苦労度という点ではナンバー1であろう」
韓浩「その分、私も苦労させられてるんですー」

また、捕らえた将は登用に応じず、全て解放した。
解放:向朗・蔡中・韓嵩・[萠リ]越・呉巨

韓浩「桂陽太守を、孫瑜に任せようと思う」
賈[言羽]「彼なら、任に堪えられましょうな」
孫瑜が桂陽太守となる。(ようやく名を覚えられたようだ)

こうして、長沙を落とした韓浩は、これで荊州南部の4郡を手に入れたこととなる。


■202年2月

孫策「安定の馬騰が、李[イ寉]の天水に攻め込みましたが敗戦。
  濮陽の曹操が、袁紹の[業β]へ攻め込み勝利しました」
韓浩「馬騰め、久しぶりに負けたか」
賈[言羽]「天水は要害の地なれば、半端な軍では攻め落とせませんから。
  また、天水は孤立しており、兵を外に出す機会がなかったのも幸いしたのでしょう」
韓浩「ふむ……孤立した都市を攻める時は気をつけないといけないな」
賈[言羽]「さて、今月の軍政ですが、徴兵・訓練と街の治安維持を中心に行いましょう」
韓浩「うん。この長沙は他と比べて人口が多い、徴兵には最適だろう。
  孫策、いつものように徴兵を頼むぞ」
孫策「はっ。これで兵は11万になりますな」
韓浩「それでは、治安維持だが、私と、軍師と……」
韓玄「ワシもやろう!」
韓浩「あ、あにうえ?」
韓玄「何じゃ、そのイヤそうな顔は。ワシが仕事しちゃマズイのか?」
韓浩「いえ、そんなことはないんですが……(効果無いから辞めろとは言えないなぁ)」
韓玄「なら、いいではないか。他に人もおらんじゃろ?」
賈[言羽]「(小声)韓浩様、桂陽より満寵・潘濬の2人をよこさせますので、
  今月はこれでよいでしょう」
韓浩「はぁ……それで構いません」
韓玄「フフフ、ワシの治安維持は一味違うぞぅ」
韓浩「(治安破壊しなきゃいいんだけど)」


■202年3月

孫策「[業β]の曹操が、袁紹の南皮を攻め取りました。
  また、汝南の袁術が曹操の[言焦]を攻めましたが敗戦。
  建安の王朗が劉備の柴桑を攻めましたが敗戦です」
韓浩「曹操どのの軍は破竹の勢いだな。このまま袁紹領を食い破りそうだ」
賈[言羽]「……韓浩様、あまり喜ばしいことではないです。
  このままの勢いで曹操が力を付けていっては、他の勢力が対抗しきれません。
  ここは、曹操に降りし将を登用し、少しでも力を削ぐべきです」
韓浩「い、いや……それはどうだろう」
賈[言羽]「曹操に遠慮しておるのですか? それとも怖いのですか?
  しかしこのまま放っておけば、いずれ曹操は中華の大半を手にし、
  我々では対抗できなくなります」
韓浩「む。……そうだな、軍師の言う通りだ。
  いずれ対決する時……曹操様は私に遠慮などはしないだろう。
  よし、将の引き抜きをしよう」
賈[言羽]「聞き入れてくださいまして、ありがたく思います。
  なに、引き抜いた後で曹操に贈り物でも致せば、曹操とてさほど怒りもしないでしょう」
韓浩「同時に、劉備配下になった将も登用しよう。
  こちらはすぐにでも戦になろうかという間柄だからな」

曹操配下になっていた、張バク、紀霊、李楽を登用。
また、劉備配下になっていた、許貢、虞翻を登用した。

●新登録武将紹介
李楽 リガク 武力:70 知力:11 政治:21 魅力:42 (実在)
黄巾賊の残党といわれる白波賊の頭目の一人。献帝を守るために征北将軍に封ぜ
られるが、権を欲しいままにし、しまいには裏切る。その後徐晃に斬られた。

その後、韓浩自ら、金1000を持ち曹操の元へ赴いた。

韓浩「こっ、ここここのたびは、ご機嫌麗しゅう……」
曹操「フフフ。何緊張してるの」
韓浩「い、いえ、別に……」ダラダラダラ
曹操「3人も武将取られちゃったのは痛いけど、
  まあその金1000で売ったと思うことにするわ」
韓浩「あ、ありがとうございます」(か、顔見られない、怖いよ〜)


■202年4月

桂陽にて。
賈[言羽]「韓浩様、兵力も整いましたので、ここで軍の再編を行いましょう」
韓浩「……再編?」
賈[言羽]「すなわち、新たに加わった将に兵を与え、ここ長沙の防衛と致します。
  そして、江陵を攻める軍は武陵に移動し、来月にも行動を開始させましょう」
韓浩「わかった、軍師の言う通りに」 

武陵より孫翊・張允を長沙に移動させ、紀霊・張バクなどにも兵を与える。
その後、韓浩以下、主力部隊が武陵に移動。武陵の兵は15万に膨れ上がる。
そして長沙の太守を、紀霊とした。

武陵。
孫権「韓浩様、お久しぶりにございます」
韓浩「おお、孫権。よく武陵を守ってくれていた」
孫権「いえ、程普どのや劉曄どのがいればこそにございます。
  ……そういえば、虞翻どのを登用されたとか」
韓浩「うん、劉備の元におったので、引き抜いたのだが」
孫権「彼は占いが出来ますゆえ、人の寿命を見ることができます。
  彼の心を掴んでおくと、何かと役に立ちましょう」
韓浩「寿命か。……お前はまだ21歳だし、私も39歳だ。
  まだ寿命を知る必要もないだろう」
孫権「確かにそうですね。ははは」


■202年5月

武陵。
孫策「廬江の劉備軍が、劉表の江夏を攻め取りました」
賈[言羽]「劉備の南進も本格的になって参りましたな」
韓浩「だが、江陵攻めの援軍が来なくなったと思えば、劉備さまさまといったところでは。
  よし孫策、江陵を攻める。お前に総大将を頼む」
孫策「私を総大将に? 韓浩様は行かれぬのですか」
韓浩「私は、永安の劉璋軍を睨みを聞かせるため、ここに残る。
  昨日、軍師と相談して決めたのだ」
賈[言羽]「防衛戦では君主は格好の囮になりますし、それに私の智謀を合わしますれば、
  もはやこの地が奪われることは万に一つもありません。
  孫策将軍は、心置きなく江陵攻めに専念されますよう」
孫策「そういうことにございますなら、私も武の限りを尽くし江陵を攻め取りましょう!」
韓浩「孫権、黄蓋、蒋欽、程普の元お前の将たち、そして兄上をお前に預ける。
  存分に働いてきてくれ」
孫策「ははっ! 承知いたしました!」

孫策を総大将とする江陵遠征軍は、参軍を孫権のほか、
黄蓋、蒋欽、程普、韓玄を従えた総勢8万7千の軍勢。
これに対し劉表軍は、江陵より進発し、兵6万5千とする軍勢が迎え撃とうとしていた。
江陵太守の[萠リ]良が大将、向朗が参軍である。

孫権「敵は我が方よりも兵少なく、武もありません。
  ここは正面突破にて、敵本陣に迫りましょう」
孫策「そうだな。敵将は[萠リ]良、向朗、蔡和、蔡中、劉[王宗]と雑魚ばかりだ。
  さあ、我が軍の武を奴らに見せつけてやろう!」

孫策「奇襲、か。そんなものにかかるか」
劉表軍は奇襲を仕掛けてきたが、それは孫策の知るところであった。
慌てふためく劉表軍を尻目に、孫策は総攻撃の命を下す。
程普、蒋欽はそれぞれ、[萠リ]良・向朗を一騎討ちにて捕らえる。
そして総大将と参軍を失った残りの部隊を、容赦なく殲滅した。
孫策「見たか劉表軍! これが貴様らに殺された親父の血を受け継いだ、我らの力だ!」

韓浩「孫策より報告書が来ました。
  大勝利をあげ、損害もほとんどないとのこと。
  捕らえた将のうち、蔡和、向朗、[萠リ]良が登用に応じたそうです。
  応じぬ他の将は解放したと」
賈[言羽]「そうですか、さすがは孫策どの。
  では、江陵の太守ですが、[萠リ]良どのになされませ」
韓浩「孫策ではないのですか?」
賈[言羽]「いえ、しばらくすれば韓浩様も江陵に移動していただきますし、
  孫策将軍は武陵の方に移動させようと思っております。
  また、劉表の配下だった者を抜擢されれば、今後の登用にも有利な材料となりましょう」
韓浩「なるほど、承知しました」

解放:蔡中・劉[王宗]
登用:蔡和・向朗・[萠リ]良


■202年6月

江陵。
爺「平和じゃのう、婆さんや」
婆「何言ってるんですかお爺さん、先月は戦争があったんですよ」
爺「はて、太守は以前と変わらず[萠リ]良様じゃろう」
婆「でも、立ってる旗は『劉』から『韓』に変わってますよ」
爺「韓……はて、韓嵩様あたりが劉表様の後を継いだのかの」
婆「南から韓浩様って方が旗揚げして、ここまで攻めてきたんですよ」
爺「ほほう、それは知らなんだ。しかし、前以上に平和な気がするのぅ。
  ささ婆さん、もそっとこっちに来なさい」
婆「いやですわ、お爺さん(ぽっ)」
江陵にて、治安維持に力を入れる。

武陵。
韓浩「軍師、経済的にも余裕があるし、劉璋に修好の使者を送ろうと思うが……」
賈[言羽]「ふむ。確かに、敵は増やしたくないところでありますな。
  その使者、虞翻や満寵に命じましょう」
劉璋に修好の使者を送る。

■202年7月

韓浩「今年の武術大会も、太史慈の優勝であったな。見事である」
太史慈「ははっ」
韓浩「程普どのも、負けたとはいえ流石であった。これからもその調子で頼む」
程普「はっ」

武陵にて軍議。
賈[言羽]「さて……江陵を取り、荊州南郡を治めるようになりました。
  しかし、東には劉備、南に士燮、西に劉璋、そして北には劉表がまだまだ健在。
  荊州を平定するには劉表を叩かねばなりませんが、他の3方の備えを疎かにはできません」
韓浩「うむ……今までは劉表にほとんど兵を集中できたが、これからはそうもいかない」
賈[言羽]「楊任に襄陽を調べさせましたが、襄陽の兵力は10万を超える数です。
  今の兵力ではまだ破るには足りませぬ故、一層の兵力充実に努めなければなりません。
  また、江陵を手にいれて蒙衝(川用の船)を生産できるようになりましたので、
  これを各将に行き渡らせましょう」
李通「そうですね。荊州は水辺が多い故、船があれば戦も有利に進められるでしょう」
賈[言羽]「それでは、韓浩様、私、李通どの、太史慈どのは江陵に移動します。
  また、江陵から孫策どの以下、兵を持っている各将をこの武陵へと移動します」
太史慈「配置転換というわけですか。承知しました」

■江陵…武陵へ孫策・程普・黄蓋・蒋欽・孫権・蔡和を移動
■武陵…江陵へ韓浩・賈[言羽]・太史慈・李通が移動

江陵城内の街にて。
韓浩「ん? 『鍛える槍ありマス』?」
商人「おや……お客でございますか。この槍をお買いになられるので?」
韓浩「いや、そのノボリが気になってな。『鍛える槍』とはどういう意味か?」
商人「言葉通りの意味でございます」
韓浩「言葉通り……ということは、持ち主を鍛える、という意味か」
商人「お買いになられますか? 出世払いに月賦、カードやリボ払いも対応しておりますが」
韓浩「いや、現金で払おう……。ところでカードやリボ払いとは何なんだ?」
商人「いえ……知らないのでしたらそれでようございます……フォッフォッフォ」

韓浩、激男雅女槍を購入。

●オリジナルアイテム紹介
「激男雅女槍」 カテゴリ:武器 効果:武力+5 特技:鍛錬
男の勇と女の妙を併せ持つ毒狼拳蛾蛇虫の槍。「拉麺男」の「男」の字を持つ。

韓浩「兄上!」
韓玄「何じゃ、今月の仕事はちゃんとこなしたはずじゃぞ。
  ……も、もしや程普どのに作ってやった蒙衝が欠陥品じゃったとか!?
  い、いかんいかん、リコールは絶対受け付けんぞ!」
韓浩「あー、仕事の話ではないですよ。これです、これ」
韓玄「槍? それがどうした……しかしいい槍じゃな」
韓浩「そうでしょう、これを兄上にあげますよ」
韓玄「ほほう! それはありがたいのぅ……が、何か裏があるのではないか?」
韓浩「いえいえ。兄上も戦場で活躍できるように、と思いまして」
韓玄「そうか。ならば、遠慮なく貰っておこう」

次の日の朝。
韓浩「おや兄上、朝早くから槍など振ってどうされました」
韓玄「おう。何だか、運動したくなっての。フン、フンッ」
韓浩「(これが槍の効果か! 素晴らしい!)」
韓玄「……何をニヤついておる?」
韓浩「いえいえ、何も〜♪」


■202年8月

呂布「お、お邪魔するんだな」
韓浩「こっ、これは呂布将軍……急な来訪、どうされましたか」
呂布「か、狩りに行くんだな。ついて来るんだな」
韓浩「か、狩り?」
呂布「は、早くするんだな」
韓浩「は、はい〜」バタバタ

呂布と共に狩りに出かけました。

韓浩「み、見失ってしまった……さすが呂布将軍、まさしく疾風の如し、かな」
景虎「ぐるるる」
韓浩「と、虎だ! ええーい、返り討ちにしたる!」

韓浩奮戦中。

呂布「か、韓浩、ど、どうしたんだな? け、怪我してるみたいだな」
韓浩「虎にケツを噛まれました……(あの虎、いつかコロス)」
呂布「と、虎は、新庄が抜けて、よ、弱くなったんだな」
韓浩「いや、でも今年は横浜も弱いですし……」
何の話だ。

韓浩は軽症を負った。(武力−10)

江陵にて軍議。
賈[言羽]「今月は蒙衝を生産しまして、各将に行き渡るようにしようと思います」
韓浩「うん、そのように」
賈[言羽]「……ところで、なぜさっきから立ったままでいられるのですか?
  お座りになってお聞きになった方が……」
韓浩「アハハハハハハハハ、気にしないように(ケツが痛くて座れないんだよぅ)」
韓玄「ふーむふむ、そうかそうか。わかったぞ」
韓浩「……なんですか? 兄上」
韓玄「お前、痔だな」
韓浩「違います!」

江陵で蒙衝を生産、韓浩・韓玄・太史慈・李通などに行き渡らせる。


■202年9月

韓浩の屋敷。
呂布「ど、どうなんだな、ケツの具合は」
韓浩「呂布将軍……2ヶ月連続で訪ねてきてくださるとは、恐縮です」
呂布「い、いいんだな、か、韓浩は大事な、と、友達なんだな」
韓浩「呂布将軍……。(TдT)
  (呂布どのに、友人と言われるなんて……この人も心根はやさしい人なんだな……)」
呂布「そ、そういうわけで、腹減ったから、め、飯食わせろなんだな」
韓浩「……」( ̄◇ ̄;

賈[言羽]「韓浩様、失礼致します」
韓浩「軍師? わざわざ屋敷まで来ずとも、軍議ならちゃんと出るつもりですが?」
賈[言羽]「いえ、軍議の前に了承を得たいことがありました故。
  曹操配下の将、曹性が引き抜けそうにございますれば、登用を認めていただきたく」
韓浩「曹性……元呂布どのの将か。(あんまり曹操様に逆らう真似はしたくないが……)
  まあ、それは軍師に任せます」
賈[言羽]「ははっ。
  ……しかし、先ほど呂布が満足げな顔で屋敷から出ていきましたが?」
韓浩「飯をたらふく食ってったからでしょ……」

曹操配下の曹性を登用しました。

江陵にて軍議。
賈[言羽]「長沙の各将に蒙衝を行き渡らせようと思います。
  そのため、長沙より各将をこちらに移動させたく思いますが」
李通「しかし軍師……それでは、長沙の防備がままなりません。
  柴桑の劉備軍に簡単に攻め取られてしまうのでは?」
賈[言羽]「いやいや。そこで李通どのたちに、この江陵の兵を連れて長沙に行ってもらいます。
  しばらく持ち場を交換するのみにて、兵力がどちらかに片寄るわけではありません」
韓浩「うん、それならば劉備も手出しできないだろう。
  太史慈、李通、その他兵を持ちし将は長沙に向かうように」
李通「ははっ」
太史慈「承知いたしました」

李通・太史慈他、兵を預けられている将は長沙に向かう。
また、江陵に長沙より紀霊・李楽・張バクらを呼び寄せた。


■202年10月

江陵にて。
賈[言羽]「今日の軍議の前に……面白き報が北より届きました」
韓浩「面白き、報?」(←ケツは治ったので座ってる)
賈[言羽]「河北の袁紹が、病没したそうにございます」
韓浩「……なんと。北の巨人が逝ったのか……」
満寵「華北一の勢力を誇る袁紹が死せり、となると、
 また勢力図が塗り変わることも有り得ますね」
賈[言羽]「すでに、河内の李[イ寉]軍が、この機に上党を攻め取ったそうにございます」
満寵「袁紹には子が3人いたはずですが、後を継ぎし者は誰でしょうか?」
賈[言羽]「長子の袁譚が、家臣に推挙され継いだ模様です」
韓浩「袁譚どのが。……そうか」
賈[言羽]「しかし、家臣たちの動揺大きく、結束が緩むことは必定でしょう。
  この機に、人材の引き抜きをかけましょう」
韓浩「それは、……気が進まない。喪中にそのようなことはしたくない」
賈[言羽]「何を迷われますか。すでに李[イ寉]が上党に攻め込んでおります。
  曹操もこの機を逃しはしないでしょう。今は乱世、甘いことは言っておられません」
満寵「……まぁまぁ、軍師どの。すぐに家臣の結束が固まるというわけでもありません。
  1、2ヶ月ほどくらいなら時間を開けても大丈夫でしょう。
  ここは、韓浩様のお気持ちを優先させてもよいのではないでしょうか」
賈[言羽]「……確かに、満寵どのの言われることももっとも。
  ならば、今回は上党を探り、李[イ寉]に降りし袁譚の将を引き抜くことに致しましょう」
韓浩「うん。それならばいいでしょう」
賈[言羽]「では、私は蒙衝の生産に当たりますので、失礼致します」

韓浩「すまない、満寵」
満寵「いえ。袁譚との親交があったのは知っておりますので……。
  ですが『小を忍ばずんば、すなわち大謀を乱る』と言います。
  大事の前の小事は目をつぶることも、時には必要なこともあります」
韓浩「……わかった、肝に銘じておこう」

上党を調査し、武陵の孫策らに於夫羅・呼廚泉・劉豹を登用した。

武陵にて。
於夫羅「オー! さすが南国、暖かい国デース!」
呼廚泉「オゥ、ブラザー、ミーたちのいた北とはベリーベリー違うネ!」
劉豹「冬でコレなら、夏は裸でも過ごせそうネー!」
程普「……な、何者でござるか、あの者たちは?」
孫策「ああ……。於夫羅どのは匈奴の単于(王)だったらしい。
  呼廚泉どのはその弟、劉豹どのは於夫羅どのの息子だ」
程普「はぁ。匈奴とは、けったいな言葉を使うのでござるな……」

そのほか、江陵にて蒙衝を将全員に行き渡らせた。


■202年11月

韓浩の屋敷。
賈[言羽]「失礼致します」
韓浩「どうされた、軍師?」
賈[言羽]「は、曹操配下の侯成と申す者、曹操に不満を抱いているそうにございます。
  かの者の登用をお許し頂きたく、来た次第です」
韓浩「……曹操どのの、配下か……」( ̄x ̄;
賈[言羽]「はい。曹操の配下ならば、喪など気にせずともよろしいでしょうから」
韓浩「(先月のことを根に持っているか……)わかった、軍師に任せます」
賈[言羽]「はっ。必ずや、侯成を登用致しましょう」

曹操配下の侯成を登用しました。

江陵にて。
於夫羅「ハーイ。ミーが於夫羅デース」
呼廚泉「ミーが呼廚泉デース」
劉豹「ミナミハルオでゴザイマース」
於夫羅「なんでヤネーン」ビシッ
韓浩「あ〜……ゴホン、私が韓浩だ。このたびは登用に応じてくれ、誠に感謝している」
於夫羅「オー、気にすることナイネー。ミーたち、韓浩様のためにイショケンメ戦うネー」
賈[言羽]「うむ、頼もしい言葉ですな。
  では御三方に新兵と蒙衝を分け与えますれば、私についてきてくだされ」
於夫羅「OK! では韓浩様、失礼いたしマース」
韓浩「う、うむ……」

江陵にて蒙衝生産、徴兵を行う。
また、各都市にて徴兵。


■202年12月

江陵にて軍議。
賈[言羽]「紀霊・於夫羅ら将を長沙に向かわせました。
  また、長沙へ太史慈・李通らに戻るようにと伝えております。
  武陵からも、孫策・程普がこちらに来るようにしております」
満寵「将の配置替えも、大変なものですね」
賈[言羽]「それぞれ、その場所に合う将を置くことこそ肝要です」
韓浩「長沙の太守はまた紀霊に任せようと思う。
  武陵太守は孫権に、桂陽は張バクに任せよう」
賈[言羽]「は、そのように」

各都市に、武将を再配置。(詳細は203年初頭の状況を見てください)

韓浩「軍師、大事なお話があります」
賈[言羽]「大事な話……何でございましょう」
韓浩「我が軍の勢力も、他の勢力に遜色ない……いや、それを凌ぐほどになりました」
賈[言羽]「はい。これも韓浩様の才と徳のたまものにございます」
韓浩「ははは……。頑張ったのは確かだけど、軍師や孫策たちのような、
  有能な人材に恵まれたからです。軍師たちがいれば、この国は安泰でしょう」
賈[言羽]「たしかに、人材は揃っておりますな」
韓浩「うん。これだけの人材がいるなら、そろそろ兄上に国を譲っても大丈夫でしょう」
賈[言羽]「なんと!……そ、それはなりません」
韓浩「何ゆえに? 人材も軍備も揃っている今、何の問題がありましょうか?」
賈[言羽]「いえ、その他にも大事なものがございます。それは『徳』にございます」
韓浩「徳……人を引きつける力ということですか?」
賈[言羽]「はい。残念ながら、韓玄どのは人の上に立てるほどの徳はありません。
  今、韓玄様を君主にすれば、たちどころに人臣の心は離れましょう。
  袁譚が継いで将たちの心が離れてしまった、袁家のようになってしまいますぞ」
韓浩「……そうか。ならば、今は国を譲るのは止めておきましょう。
  しかし、徳はあるものにて補えます。それを手に入れた時こそ、国を譲ります」
賈[言羽]「あるもの……もしや?」
韓浩「ええ。伝国の玉璽……あれさえあれば、兄上でも王者の貫禄を身に付けましょう」
賈[言羽]「玉璽……。今は、袁術の手にありますが……」
韓浩「軍を北上させ、劉表を倒し荊州を治めてから、袁術を攻めて玉璽を手に入れましょう。
  さすれば、兄上に玉璽をお渡しし、私は身を引くことができます」
賈[言羽]「……」
韓浩「それまでは私が非才ながら、この国を治めることにします。
  どうか軍師、引き続きお助けください」
賈[言羽]「はっ、承知しました……」

賈[言羽]「玉璽を手にいれ、それにて徳を補う、か……。
  果たして、そう上手く行くのだろうか?」


■203年初頭の状況

○個人情報
韓浩 40歳 所在:江陵(君主)
領地:江陵・長沙・武陵・零陵・桂陽
名声:9714 官爵:なし
所持:青コウの剣・六韜・中庸・絶影・説宛

武力:97(+10)青コウの剣
知力:90(+8)六韜
政治:90(+5)中庸
魅力:76
特技:(発明)・応射・反計・収拾・偵察・無双・一騎・(強行)・修復
  ・乱射・(神算)・鼓舞・罵声・穴攻・行動・鍛錬・(富豪)

○都市情報
江陵 兵:106000
太守:韓浩 軍師:賈[言羽]
部将:[萠リ]良・韓玄・虞翻・孫策・孫瑜・太史慈・程普・満寵・劉曄・李通

武陵 兵:85000
太守:孫権
部将:黄蓋・侯成・蔡和・蒋欽・孫翊・潘濬・楊任

長沙 兵:84000
太守:紀霊
部将:於夫羅・許貢・呼廚泉・張允・劉豹

桂陽 兵:45000
太守:張バク
部将:向朗・曹性

零陵 兵:12000
太守:劉度

○勢力状況
袁譚:8(軍師:田豊)……幽州・冀州・青州
曹操:8(軍師:荀ケ)……[亠兌]州・豫州・徐州・冀州
劉璋:6(軍師:法正)……益州北部
韓浩:5(軍師:賈[言羽])……江陵・荊州南郡
馬騰:5(軍師:楊脩)……涼州・雍州
李[イ寉]「周公」:5(軍師:張美貴)……洛陽・[千千]州
士燮:4(軍師:姜伯姫)……交州・益州南部
劉備:4(軍師:諸葛亮)……寿春・廬江・柴桑・江夏
劉表:3(軍師:[萠リ]越)……荊州北部
王朗:2(軍師:周瑜)……会稽・建安
劉ヨウ:2(軍師:管寧)……建業・呉
張衛:1(軍師:閻圃)……漢中
袁術:1「陳皇帝」(軍師:魯粛)……汝南

友好:曹操・劉璋 敵対:劉表・袁術・劉備

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