舞台裏

浩 之:「よっ!祝・完成!」
ぱちぱちぱち(拍手)
あかり:「よかったね、浩之ちゃん。お蔵入りにならなくて…」
浩 之:「うん、全くだ。途中、登場人物が増えすぎて、収集がつかなくなりそうだったんだってよ」
綾 香:「そうなのよ!予定では、私は最後まで戦ってるはずなのに!」
雅 史:「そうだよ、セバスチャンさんだけ目立ってさ。僕らはただの脇役になっちゃってるじゃないか」
あかり:「ま、まあまあ2人とも…」
琴 音:「そうですよ…。お2人ともセリフが多いだけ、まだましです」
浩 之:「あれ、琴音ちゃん」
琴 音:「私なんて、登場時と、変身時と、あかりさんを止める時と、宴会時の4つしかセリフがないんですから。滅殺しちゃいますよぉ」
セリオ:「――私も同じようなものですが」
あかり:「まあまあ…え、なんですか?手紙?はい、お伝えしておきます…」
浩 之:「なんだ?」
あかり:「うん、筆者の人から、手紙だって…読みますね。『出番の少なかった人、ごめん。別に嫌いなわけじゃなくて、単に人が多くて全員を活躍させることが出来なかっただけ』…だそうです」
セバス:「出番があればいいってもんでもないぞ。わしなんかただのバカではないか」
あかり:「あ、セバスチャンさんは…『セバスの行動は、ほぼ予定通り。こんなキャラクターになってしまったのは、しょうがないと思ってあきらめてください』だそうです」   
セバス:「な、なぬ…」
芹 香:「………」
セバス:「お、お嬢様。わしなどの血圧を心配してくださるのですか…」
浩 之:「でもまあ、一番悲惨だったのは、エロシーンをやらされたあれだな」
矢 島:「…何がエロシーンだよ、おい!」
浩 之:「おっと、悪かったな」
矢 島:「あのシーンは、ほんとに嫌だったぞ。ぬめぬめ〜がぐちゃぐちゃ〜でなぁ…」
浩 之:「や、やめろって〜」
矢 島:「それでそのうち、それが気持ちよくなってきて…ああ、思い出すだけで…」
浩 之:「………(こいつヤバイ)」
あかり:「あ、あの、他の人たちはどうでした?」
理 緒:「私は、最後にごちそう食べられたから満足です」
智 子:「私は不満や。今度は私をメインストーリーで使いや」
レミィ:「メチャクチャ楽しかったデース!」
志 保:「私も楽しかったわー」
 葵 :「私、けっこう演技うまかったですか?」
長 瀬:「はげてないぞ!モテなくもない!」
浩 之:「…とまあ、各員いろいろ言いたいこともあるでしょうが、残りは続編で、ということで」
あかり:「そうだね…あれ?」
浩 之:「どうした?」
あかり:「手紙の一番下に、川柳が書いてある…ええと、『続編が あると思うな 皆の衆』…」
全 員:「…なんだとおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
 
 
 
ちゃんちゃん♪


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